1型自己免疫性膵炎における自然免疫の役割と線維化のメカニズム
Project/Area Number |
21K07943
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 53010:Gastroenterology-related
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
内田 一茂 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (40411516)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池浦 司 関西医科大学, 医学部, 准教授 (50454608)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 1型自己免疫性膵炎 / IgG4関連疾患 / 自然免疫 / 線維化 / TGF -βシグナル / IgG4 |
Outline of Research at the Start |
今回、慢性アレルギー炎症の観点から1型AIPの病態解明を行うとともに、各種免疫細胞のTGF-betaシグナルがどのようになっているのかを検討し線維化の機序を明らかにすることを目的とする。このように1型AIPを含むIgG4関連疾患において、系統立てた自然免疫反応の役割と線維化についての研究はなく、この研究成果は病態解明に大きく寄与するものと予想される。
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Outline of Annual Research Achievements |
我々は現在まで1型自己免疫性膵炎においてに獲得免疫反応についてはICOS陽性制御性T細胞IgG4産生に関与しており、ICOS陰性制御性T細胞が線維化に関与していることを見出した。この増加した制御性T細胞がなぜ病勢を抑えられないのかという点については、制御性T細胞が制御機能を発揮するためには細胞同士の接着が重要であることが知られているが、その細胞接着に重要なインテグリンを制御するMst-1の発現が1型自己免疫性患者では低下しており、膵外病変が増えるとメチレーションが増加しており、制御性T細胞がその制御機能を発揮できないことを解明した。さらに制御性B細胞(Breg)については、CD19+CD24highCD27+Bregが減少することが発症に関与し、CD19+CD24highCD38highBregは反応性に増加していることを明らかにした。 自然免疫反応においては、M2マクロファージと好塩基球の役割について明らかにしてきた。引き続き自然免疫担当細胞の一つである自然リンパ球につき、患者末梢血中の動態について検討した。膵臓の慢性炎症においては2型もしくは3型自然リンパ球が深く関わっていることを見出した。 自然リンパ球を除く自然免疫担当細胞をフローサイトメトリーを用いて解析した。現在そのデータの解析を行っている。 本疾患においてはstoriform fibrosisが特徴であるが、この線維化は難治性の原因の一つとして挙げ得られている。我々の得られたデータと関係するICOS陰性制 御性T細胞、さらにはM2マクロファージは線維化にも関与していることが知られている。そこで自然免疫担当細胞のデータ解析に並行して、本疾患の過去の膵切除標本におけるTGF-betaシグナルと免疫担当細胞の関係を解析中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
臨床的研究において、TGF-βシグナルの解析を開始できたため。
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Strategy for Future Research Activity |
自然免疫細胞のデータの解析を終了し論文化する。また臨床検体を用いてTGF-βシグナルについて解析を進める。 動物モデルにおける解析を進める。
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Report
(2 results)
Research Products
(17 results)
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[Journal Article] The clinical efficacy of azathioprine as maintenance treatment for autoimmune pancreatitis: a systematic review and meta-analysis.2021
Author(s)
Masaki Y, Nakase H, Tsuji Y, Nojima M, Shimizu K, Mizuno N, Ikeura T, Uchida K, Ido A, Kodama Y, Seno H, Okazaki K, Nakamura S, Masamune A.
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Journal Title
J Gastroenterol.
Volume: 56
Issue: 10
Pages: 869-880
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] Clinical characteristics of immunoglobulin IgG4-related sclerosing cholangitis: Comparison of cases with and without autoimmune pancreatitis in a large cohort2021
Author(s)
Naitoh I, Kamisawa T, Tanaka A, Nakazawa T, Kubota K, Takikawa H, Unno M, Masamune A, Kawa S, Nakamura S, Okazaki K; collaborators.
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Journal Title
Dig Liver Dis
Volume: 印刷中
Issue: 10
Pages: 1308-1314
DOI
Related Report
Peer Reviewed
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