Elucidation of the relationship between changes in urinary glycans and the mechanism of IgA nephropathy
Project/Area Number |
21K08230
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 53040:Nephrology-related
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
大西 康博 岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (70867506)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 糖鎖 / レクチン / IgA腎症 |
Outline of Research at the Start |
我々は腎生検症例コホートで尿レクチンアレイ解析による糖鎖の網羅的解析を行い、特定の尿レクチン結合シグナルがIgA腎症診断マーカーとして有用であることを新たに見出した。レクチンは修飾糖鎖を認識しているため、IgA腎症の病態形成に関与する糖蛋白はいまだ特定されていない。本研究では糖鎖プロファイルの変化の原因となる尿中糖蛋白を、患者尿検体を用い、アフィニティークロマトグラフィー及びショットガン法による質量解析によって明らかにする。併行してIgA腎症モデルマウスを用いて解析する。本研究は尿中糖鎖のIgA腎症におけるバイオマーカーとしてのメカニズム、および新規治療ターゲットとしての意義を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究はIgA腎症における尿中糖鎖プロファイルの変化について、レクチンカラムを用いたアフィニティークロマトグラフィー・質量解析により網羅的に解析し、新たな病態機序を解明することを目的としている。当院で腎生検を行った493例を対象に、45種類の異なる性質のレクチンを固定化したアレイにより尿中糖鎖を定量し、IgA腎症の診断能を評価した。血尿の有無、尿蛋白、血清IgAによる診断モデルに3種のレクチン(ACA, ABA, MAH)による尿中糖鎖シグナルを加えた場合、有意な判別能の改善を認めた。これらのレクチン、およびC1GALT1およびCOSMCを用いてヒト腎組織を蛍光染色したところ近位尿細管での陽性を認め、尿中糖鎖排泄量の変化は近位尿細管細胞から分泌される、あるいは切断された糖タンパク質を反映している可能性が示唆された。 糖鎖の変化はO型糖鎖のガラクトース修飾不全を示唆しているが、レクチンは修飾糖鎖を認識しているため、IgA腎症の病態形成に関与する糖蛋白はいまだ特定されておらず、最も診断能が良好かつ腎機能で補正・層別化しても結果が変わらないACAを用いて、糖鎖プロファイルの変化の原因となる尿中糖蛋白をアフィニティークロマトグラフィー及びショットガン法による質量解析によって明らかにする。予備実験としてアフィニティークロマトグラフィー後に抽出試料をSDSPAGE、One-step Ruby染色を行ったところ、腎疾患ごとに泳動パターンの変化を認めた。腎疾患患者・腎移植ドナー尿検体は39例収集できており、本年度中に解析を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
最も診断能が良好、かつ腎機能で補正・層別化しても結果が変わらないACAを用いて、腎疾患患者・腎移植ドナー尿検体のアフィニティークロマトグラフィー・質量解析による解析を行う予定である。検体収集については39例得られたが、物流の影響もあり予備実験済みのレクチンカラムが得られなかった。このため昨年度後期から新規レクチンカラムを購入し予備実験を行い、ほぼ完了した。このため進捗区分を「(3)やや遅れている」とした。
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Strategy for Future Research Activity |
患者検体採取は完了しているが、物流の影響もありアフィニティークロマトグラフィーに必要なレクチンカラムが当初予定した企業から調達できず、別途レクチンカラムを調達し予備実験を行った。本年度中に解析をすすめる予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(13 results)
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[Journal Article] Analysis of inflammatory cytokines and estimated glomerular filtration rate decline in Japanese patients with diabetic kidney disease: a pilot study2022
Author(s)
Yuka Sugawara, Yosuke Hirakawa, Koki Mise, Kosuke Kashiwabara, Ko Hanai, Satoshi Yamaguchi, Akihiro Katayama, Yasuhiro Onishi, Yui Yoshida, Naoki Kashihara, Yutaka Matsuyama, Tetsuya Babazono, Masaomi Nangaku, Jun Wada
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Journal Title
Biomarkers in Medicine
Volume: 16
Issue: 10
Pages: 759-770
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] Development of Urinary Diagnostic Biomarker for IgA Nephropathy by Lectin Microarray.2022
Author(s)
Onishi Y, Mise K, Kawakita C, Uchida HA, Sugiyama H, Sugawara R, Yamaguchi S, Yoshida M, Mitsuhashi T, Yamada M, Hirabayashi J, Wada J.
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Journal Title
Am J Nephrol.
Volume: 53
Issue: 1
Pages: 10-20
DOI
NAID
Related Report
Peer Reviewed
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[Presentation] 岡山市CKDネットワーク(OCKD-NET)におけるCKD病診連携11年後の追跡調査2022
Author(s)
大西康博, 内田治仁, 竹内英実, 田中景子, 辻憲二, 田邊克幸, 森永裕士, 木野村賢, 喜多村真治, 前島洋平, 杉山斉, 太田康介, 丸山啓輔, 大城義之, 森岡茂, 瀧上慶一, 蒲生直幸, 和田淳
Organizer
第65回日本腎臓学会学術総会
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