卵巣癌オルガノイドを用いた脂肪細胞によるがん浸潤・転移機構の解明
Project/Area Number |
21K09528
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56040:Obstetrics and gynecology-related
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Research Institution | Osaka Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
佐々木 浩 大阪医科薬科大学, 医学部, 講師 (80432491)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 正美 大阪医科薬科大学, 医学部, 准教授 (00551748)
劉 昌恵 大阪医科薬科大学, 医学部, 助教 (00849581)
大道 正英 大阪医科薬科大学, 医学部, 教授 (10283764)
田中 良道 大阪医科薬科大学, 医学部, 講師 (10625502)
恒遠 啓示 大阪医科薬科大学, 医学部, 講師 (70388255)
藤原 聡枝 大阪医科薬科大学, 医学部, 講師 (90707960)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 卵巣癌 / オルガノイド / 脂肪細胞 |
Outline of Research at the Start |
肥満はがんの発症だけでなく再発や予後に関連することが知られている。特に内臓型肥満はがんの再発への影響は大きく、そのメカニズムの一つとして脂肪細胞が繊維芽細胞成長因子(Fibroblast Growth Factor: FGF)を大量に産生し、がん周囲環境を変化させ血管新生やがん増殖に作用することが近年わかってきた。そこで我々は脂肪細胞から分泌されるFGFによる癌組織の3次元的構造や微小環境の変化についてin vivoおよび卵巣癌オルガノイドを用いた3次元培養を用いて検討する。さらにFGF受容体阻害薬であるエルダフィチニブの抗腫瘍効果について検討し新たな治療戦略を開発することを目的とした。
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Outline of Annual Research Achievements |
肥満はがんの発症だけでなく再発や予後に関連することが知られている。特に内臓型肥満はがんの再発への影響は大きく、そのメカニズムの一つとして脂肪細胞が繊維芽細胞成長因子(Fibroblast Growth Factor: FGF)を大量に産生し、がん周囲環境を変化させ血管新生やがん増殖に作用が近年わかってきた。我々は卵巣癌患者を対象とした肥満と再発の関連を検討した臨床研究において、内臓肥満の患者は非肥満患者に比べて再発が多いことを明らかにした。次に卵巣癌患者血清を採取しELISA法にてFGFの発現量を測定する目的で倫理委員会に申請を行い、現在患者からの検体を選定中である。今後はFGFの発現量とBMI・皮下脂肪・内臓脂肪量について比較検討する予定である。また卵巣癌患者より皮下脂肪および内臓脂肪(大網)組織をコラゲナーゼ処理し遠心分離し、脂肪前駆細胞を単離した上で卵巣がん細胞株と共培養し、増殖能や細胞接着因子などを検討を行っている。in vitroの研究としてはCD24陽性および陰性卵巣癌細胞株を作製した上でrecombinant FGFを添加し細胞増殖能およびEMT関連蛋白へ及ぼす影響について検討し、FGFががん細胞の増殖などに影響を与えることを確認した。今後は肥満マウスを作製し、卵巣癌細胞株を移植の上でFGFの影響およびFGFR阻害薬(エルダフィチニブ)の抗腫瘍効果の検討を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
卵巣癌オルガノイドの作製中であり、今後それを用いてがん微小環境の変化について様々な因子を用いて検討する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
オルガノイドの作製とともにin vivoに対してのエフォートを増やし、肥満マウスの作製および肥満におけるがんへの影響についての検討を開始していく予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)
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[Journal Article] Validation of a Patient-Derived Xenograft Model for Cervical Cancer Based on Genomic and Phenotypic Characterization2022
Author(s)
Shunsuke Miyamoto, Tomohito Tanaka, Kensuke Hirosuna, Ruri Nishie, Shoko Ueda, Sousuke Hashida, Shinichi Terada, Hiromi Konishi, Yuhei Kogata, Kohei Taniguchi, Kazumasa Komura, Masahide Ohmichi
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Journal Title
Cancers (Basel)
Volume: 14
Issue: 12
Pages: 2969-2969
DOI
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Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research