Project/Area Number |
21K09663
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56050:Otorhinolaryngology-related
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
肥塚 泉 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (10211228)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三上 公志 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (20434409)
伊藤 友祐 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (40873279)
宮本 康裕 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (70367340)
笹野 恭之 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (20806640)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2023: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2022: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
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Keywords | 視覚―前庭矛盾刺激 / 前庭動眼反射 / 半規管動眼反射 / 可塑性 / ヘッドマウントディスプレイ / 疑似回転視覚刺激 / コンピュータグラフィックス / 疑似直線視覚刺激 / 有害事象 / 白黒ストライプ / 小型ノートパソコン / 回転刺激装置 / モダリティー |
Outline of Research at the Start |
偏垂直軸回転刺激で、白黒ストライプをドーム状スクリーンに投射して視覚-前庭矛盾刺激を連続して加えると、半規管動眼反射の利得のみが増加した。白黒ストライプを平面スクリーンに投射して視覚-前庭矛盾刺激を連続して加えると、耳石器動眼反射の利得のみが増加した。以上より、視覚刺激においても、前庭動眼反射の可塑性に対する刺激様式のモダリティー依存性が存在することを確認した。今回は視覚-前庭矛盾刺激に用いるスクリーンの形状による影響を排除することを目的に、ヘッドマウントディスプレイを用いて、疑似直線視覚刺激、疑似回転視覚刺激、を連続して加えて、半規管動眼反射、耳石器動眼反射に及ぼす影響について検討を加える。
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Outline of Annual Research Achievements |
我々は、視覚―前庭矛盾刺激を用いて、前庭動眼反射(vestibulo-ocular reflex: VOR)の可塑性について研究を続けている。より広範囲な視覚刺激を被験者に与えることを目的に、視覚刺激に、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display: HMD)が持ちることが可能かどうかについて検討を加えた。2021年度はHMDを用いた視覚刺激を作成、2022年度は健常ボランティアを用いて、刺激の妥当性について検証を加えた。2023年度は、 HMDを実際に用いて、疑似回転視覚刺激(白黒ストライプを回転椅子と反対方向に回す)を20分間、被験者に与えて、刺激前と刺激後の半規管動眼反射(semicircular canal-ocular reflex: ScOR)の可塑的変化について検討を加えた。回転刺激には、聖マリアンナ医科大学に設置してある回転椅子(KN―VAR 1000,永島医科器械社製)を用いた。垂直軸回転(earth vertical axis rotation: EVAR)条件下にて行い、振子様回転刺激を用いた。周波数は0.16 Hz、最大角速度は60度/秒で行った。すべての検査は暗所開眼下で行い,回転刺激中の被験者の注視点については特に指示を与えなかった。回転刺激中は被験者に暗算負荷を与えて覚醒を保った。 まず、EVAR 条件下にて回転刺激を加えて、ScORの”刺激前利得”とした。HMDを用いて白黒ストライプを回転椅子と反対方向で曲線刺激を投影した。周波数は0.16 Hz,最大角速度は60度/秒で20分間,振子様回転刺激を加えた(可塑性誘発刺激)。刺激終了直後、刺激前と同様の条件で回転刺激を加えて、ScOR の“刺激後利得”とした。その結果、HMDによる曲線刺激でも、スクリーンに投射した場合と同様、ScORの可塑的変化を観察することができた。
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