Project/Area Number |
21K09666
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56050:Otorhinolaryngology-related
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Research Institution | Aichi Cancer Center Research Institute |
Principal Investigator |
西川 大輔 愛知県がんセンター(研究所), 腫瘍免疫制御TR分野, 研究員 (30750731)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
花井 信広 愛知県がんセンター(研究所), がん予防研究分野, 研究員 (80381797)
松下 博和 愛知県がんセンター(研究所), 腫瘍免疫制御TR分野, 分野長 (80597782)
二見 淳一郎 岡山大学, ヘルスシステム統合科学学域, 教授 (00420498)
澤部 倫 愛知県がんセンター(研究所), 腫瘍免疫制御TR分野, 研究員 (30790711)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 頭頸部癌 / 免疫チェックポイント阻害薬 / 好酸球 / バイオマーカー / がん抗原 |
Outline of Research at the Start |
再発・転移の頭頸部がん治療において、免疫療法の一つである免疫チェックポイント阻害薬が使用されるようになった。しかし、治療効果を予測可能できるような指標はなく、その探索は喫緊の課題である。近年、臨床でも利用可能な免疫チェックポイント阻害薬治療の指標として、血液中の好酸球が注目されている。本研究では、血中好酸球と腫瘍抗原やサイトカインとの関係の評価を行い、①血中好酸球は、がん抗原・抗腫瘍免疫・炎症性サイトカインとどのような関係にあるのか、②免疫チェックポイント阻害薬治療により、これらの指標はどう変化するのかを明らかにし、日常臨床でもモニタリングできる、簡便な指標の開発を目指している。
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Outline of Annual Research Achievements |
我々の研究グループでは、頭頸部がんで初めて、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)治療前の末梢血の好酸球や、治療後の変化が、再発転移頭頸部がんに対するNivolumabの治療バイオマーカーとなることを報告してきた。本研究では、これらの研究成果を発展させ、頭頸部がんにおいて末梢血の好酸球と、抗腫瘍免疫を担うTリンパ球や、抗原提示の要因となる腫瘍抗原、それに関連するサイトカインの関係が、治療によってどう変化するかを評価する。本研究の目的は、どのような施設においても簡易に利用可能なバイオマーカーを開発することである。 本研究の対象は、愛知県がんセンター頭頸部外科、薬物療法科(腫瘍内科)にて、再発・転移頭頸部がんに対してICI単剤で治療を行う予定の患者である。 本研究の研究計画については、2022年末に、当院IRBでの承認を得た。 その後、2023年7月から症例集積を開始し、ICI投与患者のICI治療前後、増悪時の末梢血採血を進めている。採血した検体は研究所の腫瘍免疫制御TR分野にて、末梢単核細胞(PBMC)と血清に分離、凍結保存している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
症例集積開始が2023年7月と当初の予定からは少し遅れが生じた。 しかし、症例は比較的順調に集積が進んでおり、現在18例となっている。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年末までは集積を進め、2025年から解析、論文化を開始していく予定である。
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