長期的なアルコール摂取により誘発される突然死の法医学的診断法の確立
Project/Area Number |
21K10520
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58040:Forensics medicine-related
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
小澤 周二 藤田医科大学, 医学部, 講師 (20379944)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
越智 拓 藤田医科大学, 医学部, 講師 (70527704)
関島 秀久 三重大学, 医学系研究科, 助教 (60792447)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | RNA-seq法 / アルコール性突然死 / 致死性不整脈 / マウス / オミックス解析 / 心筋培養細胞 / H9c2 / アルコール正突然死 / 心エコー / 法医学的診断 / キーノード分子 |
Outline of Research at the Start |
アルコールの長期摂取は致死性不整脈を惹起し、法医実務ではしばしば多飲者の突然死を経験する。しかし、その発症機構は未だに不明である。また、突然死の法医学的診断法を確立するために様々な手法が試みられて来たが、未だもって突然死の確実な法医学的診断法は確立されていない。そのため、マウスモデルや遺伝子編集マウスを用いてアルコール性突然死を惹起する機構を解明し、アルコール性突然死の診断法を確立する。さらに、この診断法を応用して、致死性不整脈による突然死の法医学的診断法の確立を試みる。
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Outline of Annual Research Achievements |
アルコールを長期間にわたり摂取し続けると致死性不整脈が引き起こされる可能性がある。そのため、法医実務では多飲者の突然死がしばしば観察されるが、その発症機構は未だに不明である。突然死の法医学的診断法を確立するために様々な手法が試みられてきたが、確実な方法はまだ確立されていない。我々は、アルコール性突然死の動物モデルとしてアルコール長期投与マウスを作成し、このモデルで心筋リモデリングが生じることで不全心が引き起こされ、それが致死性不整脈を伴うアルコール性突然死につながることを明らかにした。本研究では、このマウスモデルを用いてアルコール性突然死の機構を解明することを目的としている。 本研究では、アルコール長期投与マウスを用いて心機能の解析を行うとともに、心機能に影響を与える分子について解析を行っている。前年度および前々年度の研究により、7週齢のC57BL/6マウスに20%エタノール水を16週間投与することで不全心が引き起こされることが明らかになった。最終年度には、このマウスモデルから摘出した心臓組織を用い、RNA-seq法により遺伝子発現変動の網羅的解析を実施した。これにより、不全心に関与する主要な分子の候補を絞り込み、心機能に影響を与える可能性のある分子を同定することができた。 今後は、本研究で判明した主要分子の候補の中でも特に熱ショックタンパク質HSP70(Heat Shock Protein 70)に焦点を当て、アルコールの長期摂取が心機能に及ぼす影響を詳細に解析する予定である。これにより、アルコール性突然死の機構解明と診断法の確立に貢献することを目指す。
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)