Project/Area Number |
21K14008
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 17040:Solid earth sciences-related
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Research Institution | Waseda University (2022-2023) The University of Tokyo (2021) |
Principal Investigator |
佐藤 哲郎 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 助教 (00830085)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 巨礫 / 年代測定 / 残留磁気 / 地磁気 / 地すべり / 土石流 / 活断層型地震 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、過去の巨大地震に伴う地滑りで移動した岩塊(巨礫)の移動履歴を、地磁気を利用した年代測定から解明し、活断層型巨大地震の評価に活かす。そのために以下の3 点に取り組む。1、岐阜県郡上市や本巣市周辺に点在する1586年の天正地震や1891年の濃尾地震に関連した地すべり地形を調べ、年代不詳の巨礫に対し地磁気を用いた年代測定を実施する。2、 カナダアルバータ州に存在する巨礫に年代測定を実施し、地震起源か繰り返される退氷によって段階的に移動したのかを区別する。3、従来の地磁気年代測定の実際よりも古い年代値を算出する問題を解決するため、緩和関数の物理仮定と磁性粒子の分布を関連させて評価する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、過去の自然災害の際に移動する巨大な岩塊(巨礫)の移動履歴を、地磁気を利用した年代測定から解明し、今後の自然災害の評価に活かすことを可能にすることである。そのために、活断層型地震に伴う地滑りや津波で移動した巨礫を調査し、試料の採取と分析を実施した。これまで、試料の磁気分析には1インチコア試料(バルク試料)を用いることが一般的であったが、変質作用を被っている場合があり、加熱処理を用いた移動後の磁気記録の消磁温度が、理論的に予測される温度を大きく上回ること(概ね200度以上)がしばしば発生していた。このことで、移動後の磁気記録か変質に伴って再磁化された磁気記録なのかを含めて、明確に判別することができずにいた。また、磁気年代測定を実施すると想定される年代値よりも古くなってしまう問題も抱えていた。そこで、本年度はこの課題を解決するべく、ケイ酸塩鉱物の単結晶を試料から抽出し、それら微小試料に包有される磁性鉱物群の持つ磁気記録を解明する手法開発に注力した。ケイ酸塩鉱物単結晶中の磁性鉱物は変質作用への耐性が強いことが知られており、これまで磁気記録を用いた移動履歴を復元できなかった試料からも、移動履歴とその年代を算出できるようになる可能性がある。そこで、単結晶試料を岩石試料から分離し、段階熱消磁実験を行うことで、200度以下で複数の磁気記録を確認できることがわかってきた。今後得られた成果をまとめて国際誌への投稿を目指していく。
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Report
(3 results)
Research Products
(12 results)
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[Journal Article] Two-step movement of tsunami boulders unveiled by modified viscous remanent magnetization and radiocarbon dating2022
Author(s)
Sato, T., Sato, M., Yamada, M., Saito, H., Satake, K., Nakamura, N., Goto, K., Miyairi, Y., Yokoyama, Y.
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Journal Title
Scientific Reports
Volume: 12
Issue: 1
Pages: 112-112
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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[Journal Article] Magnetic domain state and anisotropy in hematite (α-Fe2O3) from first-order reversal curve diagrams2021
Author(s)
Roberts, A. P., Zhao, X., Hu, P., Abrajevitch, A., Chen, Y-H., Harrison, R., Heslop, D., Jiang, Z., Li, J., Liu, Q., Muxworthy, A., Oda, H., O'Neill, H. St. C., Pillans, B. J., Sato, T.
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Journal Title
Journal of Geophysical Research: Solid Earth
Volume: 126
Issue: 12
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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