Development of non-invasive biomarker to detect colorectal cancer using urinary long non-coding RNA
Project/Area Number |
21K15956
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 53010:Gastroenterology-related
|
Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
岩崎 弘靖 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (30867627)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
|
Keywords | バイオマーカー / 大腸癌 / 尿 / lncRNA |
Outline of Research at the Start |
現在大腸癌検診の現場で使用される便潜血法は、早期癌の感度が低い等の問題点がある。そこで、本研究では、多様な遺伝子調節機能をもつ長鎖ノンコーディングRNA(lncRNA)が体液中に安定的に発現することに着目し、尿中lncRNAによる早期大腸癌診断バイオマーカーの開発を目指す。本研究成果により、自宅でも検査可能な安全で簡便かつ安価な大腸癌スクリーニングシステムを構築し、近未来の新たな検診システムの提案と医療費抑制への貢献を目的とする。また大腸癌細胞・腫瘍移植動物モデルを用い、同定したlncRNAの機能解析を加えることにより、将来の治療応用への可能性も探る。
|
Outline of Annual Research Achievements |
尿中long noncoding RNA(lncRNA)をパネル化することによる大腸癌診断バイオマーカーの樹立を目指し、本研究をすすめた。前回の報告のように、尿検体を用いた網羅的解析がうまくいかなかったため、網羅的解析として正常組織および大腸癌組織(FFPE検体)を用いたRNAシーケエンスをおこなった。その結果から、正常組織と比較し大腸癌組織で異常発現をきたすバイオマーカー候補となるlncRNAを複数抽出し、プライマーを設計後、定量PCRにて尿検体においても検出が可能であることの確認を行った。しかしながら、尿中のlncRNAは微量であり不安定であるためか、組織を使用した網羅的解析で抽出されたlncRNAのうち、尿中でも安定的に検出される因子は少なく、多数の因子を試すこととなり、予定より時間を要した。 それでもいくつか尿中で検出可能なlncRNAを抽出し、トレーニングコホートでの定量PCRを行ったが、多くの検体で評価すると安定的な発現をきたすlncRNAはさらに限定的であった。様々な条件設定を試したうえで、最適な条件設定をおこない、最終的に大腸癌早期診断のバイオマーカー候補となる3種類の尿中lncRNAを抽出したが、多数例コホートにおける解析では、残念ながら、大腸癌診断バイオマーカーとしての有意性を示すことはできなかった。 しかしながら、本解析の副産物としてlncRNAではなく、尿中RNAを使用したバイオマーカーがあらたに同定され、独立した2つのコホート(トレーニングおよびバリデーションコホート)においてその妥当性が示された。
|
Report
(3 results)
Research Products
(3 results)
-
-
[Journal Article] A multicenter case-control study of self-expanding metallic stent versus trans-anal colorectal tube for stage II/III non-right-sided obstructive colon cancer2023
Author(s)
Okuda Y, Shimura T, Uno K, Yamada T, Nukui T, Mizushima T, Takenaka Y, Itoh K, Inagaki Y, Ozeki T, Nagao K, Ebi M, Uchida E, Nomura S, Nojiri Y, Togawa S, Sugimura N, Fukusada S, Iwasaki H, Katano T, Kataoka H.
-
Journal Title
J Gastroenterol .
Volume: 58
Issue: 3
Pages: 217-228
DOI
Related Report
Peer Reviewed
-