Prevention of Candida-associated denture stomatitis: intervention studies
Project/Area Number |
21K17056
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 57050:Prosthodontics-related
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
尾崎 公哉 北海道大学, 大学病院, 助教 (60876978)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | カンジダ / 義歯 / 義歯清掃 / 高齢者 / 義歯性口内炎 / 清掃管理 |
Outline of Research at the Start |
カンジダは種々の細菌と共にバイオフィルムを形成,レジンに付着しデンチャープラーク主体をなす.義歯床用レジンは口腔カンジダ症の重要なリスク因子であり,口腔カンジダのリザーバーとなっている.義歯へのカンジダ付着の関連因子が把握できれば高齢者の義歯管理に役立つと思われる.以前の申請者らの研究では,カンジダが新義歯に付着するまでの期間とその関連因子を検討し,口腔内のカンジダの保菌状態・口腔乾燥・義歯清掃状態の3項目がカンジダの義歯への付着状態と有意に関連していた. 本研究では,介入が可能な義歯清掃状態に着目し,義歯清掃管理の介入を行うことで,義歯へのカンジダ付着を抑制することを検証することである.
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Outline of Annual Research Achievements |
最終年度に実施した研究において、対象を65歳以上の義歯を新製した患者で1年間経過をおえるものとし、無作為にて義歯清掃指導群30例、非清掃指導群30例に場合分けを行った。近年の義歯清掃指導の実施により当初研究計画時点より義歯管理において非清掃指導群との差異を認めず、義歯清掃指導群においての臨床経過観察となった。 その結果、義歯清掃指導をしっかりと行えば一年程度ではカンジダ症に罹患するケースはまれであり、義歯性口内炎に罹患するケースは認めなかった。そのため、一年程度ではたとえカンジダ症に罹患していたとしても、義歯にカンジダが付着するケースはなく義歯性口内炎に発展しないことが分かった。 ただし計画していたnewtonの分類やSEMでの検討は行えていない。 研究期間全体を通じて実施した研究成果については、過去に行われた非清掃指導群義歯の経過観察の結果32例と清掃指導群22例を比較し、半年後の義歯へのカンジダ付着に有意差を認めたため2022年の論文として報告させていただいた。義歯清掃を正しく行うことでカンジダ症に罹患することはなく、義歯へのカンジダ付着も有意な差を認めた。またその他の付着する因子として口腔乾燥、カンジダのキャリアーが義歯のカンジダ付着に関連することを認めた。そのため、義歯を新製すれば口腔カンジダ症を予防できる可能性が示唆され高齢者施設等での義歯清掃の徹底と義歯性口内炎の患者に対して義歯の新製を勧めたほうがよい可能性がある。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)