Project/Area Number |
22H04134
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1200:Educational technology-related
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Research Institution | Kushiro National College of Technology |
Principal Investigator |
Ishitsuka Kazunori 釧路工業高等専門学校, 教育研究支援センター, 技術専門員
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥450,000 (Direct Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2022: ¥450,000 (Direct Cost: ¥450,000)
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Keywords | 同時5軸加工 / CAD / NC加工 / 表面粗さ / 切削条件 / 同時5軸加工 |
Outline of Research at the Start |
加工の高度化を背景に,直交3軸工作機械から,複雑形状が加工できる同時5軸工作機械も駆使した付加価値の高い加工技術を有する技術者の育成が求められている.そこで従来のNC工作実習に実験的要素を加える.工作法,生産工学,材料学,品質工学,材料力学,熱力学の知識を十分に活用しながら加工を行う教材内容とし,これにより3軸加工を行うオペレータ教育から同時5軸機を駆使するエンジニア教育への質の転換を図るものである.
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Outline of Final Research Achievements |
機械加工の高度化を背景に,複雑形状が加工できる同時5軸工作機械への移行が加速している.社会ニーズとして付加価値の高い加工技術を有する技術者の育成が求められている.しかしながら同時5軸機のNC加工では,工具経路作成が非常に困難である.その点を補うための分かりやすい教材が必要である.そこで“技術習得型”から“思考・検証型”へ転換を図る教材の開発を行う.具体的には工作法,生産工学,材料力学,熱力学の知識を十分に活用しながら加工を行う.それにより3軸加工を行うオペレータ教育から同時5軸機を駆使するエンジニア教育への質の転換を図れるよう新たに教材を開発することを目的とする.
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
CADソフトウエアを用い,切削条件を考察する課題を与える教材を開発した.切込み深さと送り速度の関係を理解すると同時に,切削抵抗の大小による工具のたわみ,発熱量の大小による工具寿命などの理解が深まる.また,ポータブル粗さ測定機を導入し,同時5軸加工における切削条件の違いによる加工時間と表面粗さの違いが体験できる内容とした.3週の授業で試行後,教育の効果を評価するためにアンケート調査を行い,施行前と施行後で比較した.評価の平均は施行前3.3であり,施行後3.5であったため,一定の効果があったことが確認できた.他高専の参考となるよう,道内4高専連携による技術職員SD発表会で成果を講演した.
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