Project/Area Number |
22H04923
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Research Category |
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (platforms for Advanced Technologies and Research Resources)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
村上 善則 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30182108)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
若井 建志 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (50270989)
村山 繁雄 大阪大学, 大学院連合小児発達学研究科, 特任教授(常勤) (50183653)
醍醐 弥太郎 東京大学, 医科学研究所, 特任教授 (30345029)
中杤 昌弘 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 准教授 (10559983)
中村 洋子 千葉県がんセンター(研究所), がん予防センター, 主任上席研究員 (60260254)
成松 宏人 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター(臨床研究所), 臨床研究所がん予防・情報学部(遺伝診療科), 部長 (50524419)
栗木 清典 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 教授 (20543705)
鈴木 貞夫 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (20226509)
松尾 恵太郎 愛知県がんセンター(研究所), がん予防研究分野, 分野長 (80393122)
喜多 義邦 敦賀市立看護大学, 看護学部, 教授 (30147524)
三浦 克之 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90257452)
小山 晃英 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40711362)
釜野 桜子 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 講師 (00612574)
村田 昌之 九州大学, 大学病院, 講師 (60380622)
田中 恵太郎 佐賀大学, 医学部, 教授 (50217022)
郡山 千早 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (30274814)
玉腰 暁子 北海道大学, 医学研究院, 教授 (90236737)
今田 恒夫 山形大学, 医学部, 教授 (60333952)
武林 亨 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (30265780)
鈴木 康司 藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (60288470)
齊藤 祐子 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究部長 (60344066)
高尾 昌樹 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 病院 臨床検査部, 部長 (50245487)
金田 大太 医療法人さわらび会福祉村病院長寿医学研究所, 神経病理研究所, 副所長 (40564795)
美原 盤 公益財団法人脳血管研究所, その他部局等, 研究員(移行) (30190721)
井本 逸勢 愛知県がんセンター(研究所), 研究所長, 研究所長 (30258610)
宮城 洋平 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター(臨床研究所), 臨床研究所, 所長 (00254194)
渡邉 俊樹 聖マリアンナ医科大学, 医学研究科, 教授 (30182934)
安井 寛 東京大学, 医科学研究所, 特任准教授 (40448593)
清水 厚志 岩手医科大学, 医歯薬総合研究所, 教授 (30327655)
室谷 健太 久留米大学, 付置研究所, 教授 (10626443)
有澤 孝吉 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (30203384)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2028-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,315,040,000 (Direct Cost: ¥1,780,800,000、Indirect Cost: ¥534,240,000)
Fiscal Year 2024: ¥385,840,000 (Direct Cost: ¥296,800,000、Indirect Cost: ¥89,040,000)
Fiscal Year 2023: ¥385,840,000 (Direct Cost: ¥296,800,000、Indirect Cost: ¥89,040,000)
Fiscal Year 2022: ¥385,840,000 (Direct Cost: ¥296,800,000、Indirect Cost: ¥89,040,000)
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Keywords | 生体試料支援 / コホート / 臨床検体 / 一般健常人 / 大規模ゲノム解析・オミックス解析 |
Outline of Research at the Start |
本プラットフォームは、研究者個人では入手困難なヒト試料とその解析技術を支援し、各研究の質の向上と応用の拡大に資する活動を、国内研究者の連携によって効率よく実施する。具体的には、1) 日本人健常者集団12.4万人 のコホートデータとDNA等の生体試料、2) 剖検で得られた死後脳と正確な臨床、病理情報、3) 手術摘出がん組織等の生体試料、付随情報と、最先端のオミックス等生体試料解析技術支援、4) 遺伝統計学などヒトバイオメディカル情報の解析技術支援要請をワンストップ窓口で受付け、国内研究者連携によって実施する。同時に健常人コホート、脳バンク、組織バンクの維持発展と支援人材ネットワークを構築する。
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Outline of Annual Research Achievements |
総括支援班:若手支援研究成果発表会を3年ぶりに対面で開催し、20名の若手研究者の成果発表・情報交換を実施した(2/21)。また日本疫学会学術総会での自由集会開催、日本癌学会等のランチョンセミナー、展示会出展、関連分野の科研費取得者へのメール送信等、積極的広報活動を展開した。 コホートによるバイオリソース支援班:コホート研究のデータ・生体試料の提供などにより、163件の研究支援を実施した。支援基盤の整備では、主要な基盤であるJ-MICC研究において、従来の死亡・がん罹患追跡データ、第二次調査データに加え、循環器疾患罹患データの整備にも着手した。またSNPアレイによるタイピングデータの拡大を図った。 ブレインリソースの整備と活用支援班:日本神経科学ブレインバンクネットワーク大阪大学拠点は献脳リソース構築を神戸に拡大、司法解剖レジストリに若年コントロールを追加した。高齢者ブレインバンクは国立精神・神経研究センターとコロナ死後脳リソース構築を開始、福祉村とネットCPC教育配信を行った。リソース提供で、国際一流紙の多数の成果発表に貢献した。 生体試料支援班:380課題に生体機能分子の高感度解析・技術支援と連携構築支援を実施した。151課題にがん関連試料・情報を提供し、病理解析支援を実施した。24,294試料(血液、リンパ球、組織、DNA)を収集し、2,853試料を提供した。解析・連携構築、試料支援の体制を強化し、ヒト生体試料の活用研究の啓発を行った。 バイオメディカルデータ解析支援班:大規模オミクスデータ解析支援、医療ビッグデータ解析支援により、15件の研究支援を実施した。1/16-20には昨年度に続き第7回遺伝統計セミナーをオンラインで開催し、全国から74名の参加登録を得た。また、3/2に第1回リアルワールドデータ研究のための統計学セミナーをオンラインで開催し、492名の参加登録を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
総括支援班:広報活動を積極的に展開した。即ち、日本分子生物学会ほか9学会への展示会ブース出展、日本生化学会大会ほか4学会でランチョンセミナーを開催したほか、これまでCoBiAの支援を受けた5人の研究者に対しインタビューし、成果を記事や動画にまとめてホームページに掲載するなど、広く本支援の周知活動を行った。 コホートによるバイオリソース支援班:Webページからの研究支援申請、毎月末の締め切り、申請課題の審査、支援実施の流れが機能しつつあり、論文採択に結びついている。またJ-MICC研究による支援において、第二次調査データの活用が開始され、幅広い研究テーマへの対応が可能になった。 ブレインリソースの整備と活用支援班:コロナによる剖検数激減を、生前献脳同意登録と構築支援出張により補えた。Global Neuro CPCネット発信で、全国の臨床・基礎神経科学研究者の教育に貢献した。本支援でのプリオン病サーベイランスと同じ診断基準でのリソース提供の独自性と優秀性で、Nature誌、Cell誌等の多数の研究発表に貢献した。 生体試料支援班:高精度分子解析技術支援の強化、生体試料バンクの連携施設追加による体制整備、組織標本の収集体制の強化と支援内容・成果の広報・啓発を進めつつ、生体機能分子解析・技術・連携支援および生体試料収集・提供支援の支援課題数は令和3年度の研究支援実施計画を上回り、国際的にインパクトのある学術発表に貢献した。 バイオメディカルデータ解析支援班:当班は令和4年度から新たに立ち上げ、知名度が充分でない状況にあったが、15件の支援依頼を受け支援を実施できた。遺伝統計セミナーは今回7回目の開催にもかかわらず昨年度以上の参加が確認された。リアルワールドデータ研究のための統計学セミナーは初めての開催にもかかわらず492名というCoBiAでもこれまでにない規模の参加登録があった。
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Strategy for Future Research Activity |
総括支援班:引き続き各種学会展示会への出展、各種セミナー、成果発表会等を開催することで、支援事業の周知活動を行うとともに研究者間の連携、人材育成のさらなる強化を図っていく。また利用料徴取についても継続して検討する。 コホートによるバイオリソース支援:支援件数の増加を図るため、関連分野の研究室および科研費研究代表者へのダイレクトメール、関係学会のメーリングリスト等で支援活動の広報を行う。支援の主要な基盤であるJ-MICC研究(参加者数10.6万人)について、虚血性心疾患・脳卒中罹患データ、SNPアレイデータを整備し、データを順次、支援に活用する。さらにJ-MICC研究以外のコホートに基づく支援を促進する。 ブレインリソースの整備と活用支援班:全身剖検を基盤とする脳・脊髄・末梢組織リソースの構築、臨床症状・放射線画像・バイオリソースとの統合、免疫組織化学・超微形態・凍結脳ウエスタンブロット・ゲノム解析による診断、日本神経病理学会認定医制度との連携に基づく若手神経病理医育成支援、リソース構築・運用に基づく神経科学者への下支えを全国レベルで展開する。 生体試料支援班:急速に多様化する生命科学研究の動向と生命科学研究者のニーズに対応するため、最新の分子解析支援技術の導入・強化を進め、高品質で多彩なヒト試料の収集・提供を進める。研究支援分担・連携機関の連携を強化し、先駆的な共同研究の構築支援を行い、生命科学研究者向けのヒト生体試料を用いた研究の啓発活動を展開する。 バイオメディカルデータ解析支援班:令和4年度に続き、大規模オミクスデータ解析支援、医療ビッグデータ解析支援による研究支援を実施する。遺伝統計セミナーとリアルワールドデータ研究のための統計学セミナーを令和5年度も開催する。遺伝統計セミナーは対面での開催も検討する。
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