Project/Area Number |
22K08707
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55010:General surgery and pediatric surgery-related
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
多田 寛 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (50436127)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
権田 幸祐 東北大学, 医学系研究科, 教授 (80375435)
石田 孝宣 東北大学, 医学系研究科, 教授 (00292318)
原田 成美 東北大学, 大学病院, 助教 (70547413)
北村 成史 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (50624912)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 乳癌 / メタボローム / プロテオーム |
Outline of Research at the Start |
近年、がんの「代謝経路・産物(メタボローム)」が癌の生存・増殖および物耐性の機構として注目されています。本研究ではこのメタボロームの解析と生体内のがん関連蛋白などを検出する蛍光ナノ粒子による高感度蛋白定量法を組み合わせ、乳癌細胞、マウス及びヒト乳癌組織のなかで、がんの抗がん剤耐性に関連したアミノ酸トランスポーターという物質の細胞・組織内での時間的・空間的不均一性を1細胞レベルに網羅的に評価する「プロテオーム・メタボローム比較解析」を開発し、新規乳癌悪性度診断及びメタボローム標的治療の最適治療アプローチに繋げることを目的としています。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究ではメタボローム解析と申請者らが開発した蛍光ナノ粒子による高感度蛋白定量法を組み合わせ、乳癌細胞株、マウス及びヒト乳癌組織内のCR-AATの細胞・組織内での時間的・空間的不均一性を1細胞レベルに網羅的評価して網羅的メタボローム解析との比較検討を行う「プロテオーム・メタボローム比較解析」により新規乳癌悪性度診断及びメタボローム標的治療の最適治療アプローチに繋げることを目的として研究を行っている。今年度はメタボロームに関与するミトコンドリアダイナミクスに焦点を置き研究を行った。ミトコンドリア膜電位、ミトコンドリア量、活性酸素分布は、レーザー走査型共焦点顕微鏡下で免疫蛍光アッセイにより検出、ドキソルビシン耐性TNBC細胞株であるMDA-MB-231は、ΔφMを減少させ、マイトファジーを強化し、OXPHOSベースの代謝でROS産生を維持していること、及びマイトファジーはOXPHOS代謝と関連して、TNBCにおける化学療法抵抗性と腫瘍成長を促進することを明らかにし、現在論文作成中である(Targeting DRP1 mediated mitochondrial metabolism as a novel treatment strategy for triple negative breast cancer (TNBC))。また、代謝関連遺伝子であるPDK1, IDH, SDH(SDHA,SDHB, SDHC,SDHD), FHについてがんゲノムデータベースを用いた解析にも着手している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
in vivoでの検討で良好な既に得られ、論文作成に進んでいるため。
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Strategy for Future Research Activity |
上記で得られた結果をバリデーションし、さらに詳細な解析を行うため、検討を尾籠なる細胞株をさらに増やし、高感度定量化を行う為の蛍光ナノ粒子での解析を進めている。
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