Project/Area Number |
22K11689
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59030:Physical education, and physical and health education-related
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Research Institution | Nihon Fukushi University |
Principal Investigator |
伊藤 嘉人 日本福祉大学, スポーツ科学部, 准教授 (50409299)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 体育理論 / スポーツのリテラシー / オリンピック・パラリンピック / 文化としてのスポーツの意義 / オリンピック・パラリンピック教育 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、中学校におけるスポーツのリテラシーを形成する「体育理論」の授業モデルを開発することである。今日、スポーツは、生活の中に深く根ざした文化として定着しつつも、様々な問題を生起しており、スポーツのリテラシーを形成する必要性が高まっている。しかしながら、スポーツのリテラシーを形成する主要領域である「体育理論」の授業に戸惑う教師の存在が報告されている。「体育理論」のカリキュラム論、教授・学習指導論に関わる研究の蓄積が不十分である。 本研究は、現代のスポーツ文化を凝縮したオリンピック・パラリンピックをテーマにスポーツのリテラシーを形成する「体育理論」の授業モデルを開発し提案する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、中学校における体育理論の授業づくりに寄与すべく、現代のスポーツ文化を凝縮したオリンピック・パラリンピックをテーマに「文化としてのスポーツの意義」を思考するスポーツのリテラシーを形成する「体育理論」の授業モデルを開発し提案するものである。 2023年度の研究課題は、第1にスポーツのリテラシーを形成する授業開発の基礎となる理論研究を中心に進めることであった。「学校体育は何を教える教科であるか」と教科の存在意義を問い直し、追求するなかで「体育理論」の学びの必要性を主張し続けきた学校体育研究同志会の「体育理論」の主軸となる理論的基盤は、現代の教育や体育・スポーツをめぐる問題と対峙し、日々の子どもの苦悩や希望と向き合い、現実と格闘しながら「すべての子どもにスポーツの感動と生きる力」をめざす学校体育を追求する中から生み出され、展開されてきたことが明かになった。 第2の研究課題として、オリンピック・パラリンピックをテーマとした「体育理論」の学習内容構成の実態を明かにすべく中学校・小学校における体育理論実践のフィールドワークを行った。オリンピック・パラリンピックは、現代のスポーツ文化を凝縮したものであると言っても過言ではない。オリンピック・パラリンピックをテーマとした実践を分析し、各実践者の実践課題意識から生み出されたスポーツのリテラシーを形成する学習内容の構成の特徴を明かにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度までの研究課題は、オリ・パラをテーマとした「体育理論」の学習内容構成の実態を明らかにすることであった。国内における実践研究については、全国の研究協力者と連携しながら進めている。しかし、イギリスにおける実践の検討については、今日の経済情勢の影響もあり、限られた研究費を活用した海外渡航計画の変更を余儀なくされた。海外のフィールド調査計画を再構築し、2024年度以降の研究を展開していきたい。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度の研究においては、2023年度の遅れた研究を継続的に取り組むとともに研究課題を遂行していく。 まず、滞っていた海外の教育実践研究を再開できるように、調査研究計画を修正する。本年度は、海外におけるフィールドワークや調査研究を実施し、その結果や、これまで展開してきた国内の実践研究を分析し、スポーツのリテラシーを形成する「体育理論」授業の理論仮説を創造する。
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