Project/Area Number |
22K16684
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 56010:Neurosurgery-related
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
浅田 玲緒尚 三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (70757088)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 頭部外傷 / オステオポンチン / brain injury |
Outline of Research at the Start |
重症頭部外傷は依然として若年者の死亡・寝たきり原因の上位に位置する疾患である。また、近年の高齢化社会、抗血栓療法の発達により、高齢者の重症頭部外傷患者数が急増しており、新たな治療戦略構築が急務となっている。当教室では、くも膜下出血後の脳損傷を抑制することを目的に特殊な機能を持つマトリセルラー蛋白に注目した豊富な基礎研究の実績がある。本研究は、くも膜下出血研究で得られた知見を頭部外傷に応用することで、マトリセルラー蛋白の1つであるオステオポンチンの脳保護効果を利用した外傷性脳損傷に対する新たな治療法を開発するための基礎研究を行うことを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は外傷性脳損傷の中でも神経細胞アポトーシスにおけるオステオポンチンの役割を解明し、新たな治療法の開発に応用することを目的として実施している。頭部外傷急性期マウスモデルを作成し、各治療群はランダムにグループ分けし、神経学的所見、蛋白の発現変化及び免疫組織学的所見などの評価を全て盲検的に行った。本研究は4年計画で、2年目の本年は頭部外傷後の脳における神経細胞アポトーシスが外因性オステオポンチンの投与により抑制されるか検討した。外傷性脳損傷モデルは、確立されたマウスfluid percussion modelを作成した。神経所見はモデル作成後24時間及び48時間後に6項目(活動性、四肢の自発運動、上肢の進展反射、登坂能力、体幹部の感覚、ひげの刺激への反応)を評価し、総合点で比較した(Sugawara, et al. J Neurosci Methods. 2008;167:327-334)。またモデル作成後24時間及び48時間後にマウスを安楽死させ、速やかに脳を取り出しwet weightを測定、その後108度のオーブンで48時間乾燥させdry weightを測定し、脳水分含有量([wet weight - dry weight]/wet weight)×100 (%)を計算し脳浮腫の程度を評価し、脳損傷の重症度の指標とした。さらにモデル作成後24時間及び48時間後に取り出した大脳にホルマリン固定を行い、パラフィン包埋切片を作成した後、神経細胞に特異的なマーカーとTUNEL染色の2重染色を行った。その結果、外因性オステオポンチンの髄腔内投与が神経細胞アポトーシスを抑制することを証明できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初計画通り、頭部外傷モデルにおいて神経細胞アポトーシスと内因性及び外因性オステオポンチン発現との関係に関する研究成果が得られつつあるため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も基本的に当初の計画通り、実施する予定で、次年度はオステオポンチンによる効果発現分子機構の解明を目指す予定である。
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