Project/Area Number |
22K18595
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 9:Education and related fields
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Research Institution | Osaka Metropolitan University |
Principal Investigator |
瀬田 和久 大阪公立大学, 大学院情報学研究科, 教授 (50304051)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
AYEDOUN EMMANUEL 関西大学, システム理工学部, 助教 (40883286)
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Project Period (FY) |
2022-06-30 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥6,370,000 (Direct Cost: ¥4,900,000、Indirect Cost: ¥1,470,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
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Keywords | 情動コミュニケーション / 会話エージェント / 学びの動機付け |
Outline of Research at the Start |
ヒトの情動的側面に好作用を与え行動変容を促す情動コミュニケーション技術を開発する.本申請課題では,オープンなウェブ空間でヒトが興味に応じ自由に学習する場面を適用文脈として取り上げ,学習意欲を高めるマルチモーダル支援技術を明らかにする.これまでに開発したアニメーション型会話エージェントを用い,言語的情報支援の側面からエージェントが備える動機付け戦略と,非言語情報を加え動機付けとの関連を実証的に探求する.
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Outline of Annual Research Achievements |
ヒトの情動的側面に好作用を与え行動変容を促す情動コミュニケーション技術の開発を目的とする.ヒトと計算機の間でも情動伝染現象(Emotional Contagion)が発現すること,それにより,第二言語による会話への不安を軽減し,やる気と自信を高めることができることを明らかにしてきたことをうけ.オープンなウェブ空間でヒトが興味に応じ自由に学習する場面を適用文脈として取り上げ,学習意欲を高めるマルチモーダル支援技術を明らかにすることを目指す.本年度は,これまでに開発したアニメーション型会話エージェントを用い,主として言語的情報支援の側面からエージェントが備える動機付け戦略について検討するとともに,学習者駆動の発話に対応する方法について検討した.さらに,課題遂行の基盤とするシステムとして,(1) 2つの動機付け戦略を備えたEmbodied Conversational Agent (CEWill),(2) セマンティクスアウェアなWeb環境 (SOLS)の統合デザインを検討した.より具体的には,SOLSが生成するShallow QuestionとDeep Questionの内で,システムが正誤判定することのできるShallow Questionを対象として,言語的刺激の生成方法について検討した.Shallow Questionを対象とした学びから,Deep Questionに対応する学習内容に学習者をどのように導くか,そのインタラクションをどのようにデザインするかが重要な課題であることが明らかとなった.また,セマンティクスを背後に有するエージェントシステムに対して,自然言語によるLearning by Teachingのフレームワークを実現することで情動的側面からの学びの動機付けを促進することを着想した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
オープンなウェブ空間で人の興味に計算機が追従できる仕組みを拡充するために.オントロジー,ビュー,問い生成機構の設計と実績を進めた.一方,それらと会話エージェントの統合が予定よりやや遅れている.
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Strategy for Future Research Activity |
(1) 2つの動機付け戦略を備えたEmbodied Conversational Agent (CEWill),(2) セマンティクスアウェアなWeb環境 (SOLS)の統合実装を進める.そして,ともすれば単調な暗記学習に陥りがちな歴史学習への興味,関心,エンゲージメントを高め,理解の深化に資する動機付け支援の有用性について,言語的情報支援の側面からエージェントが備える動機付け戦略および,エージェントの振る舞いに表情とジェスチャーの非言語情報を加え動機付けとの関連を実証的に探求する.
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)