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癌幹細胞による卵巣明細胞癌の成因機序の解析と制御因子を介した分子治療の検討

Research Project

Project/Area Number 23592461
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Research Field Obstetrics and gynecology
Research InstitutionDokkyo Medical University

Principal Investigator

安田 真一  獨協医科大学, 医学部, 非常勤講師 (60133279)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山内 忍  獨協医科大学, 医学部, 助教 (70433589)
池田 雅志  獨協医科大学, 医学部, 講師 (00095027)
深澤 一雄  獨協医科大学, 医学部, 教授 (00189911)
Project Period (FY) 2011 – 2013
Project Status Discontinued (Fiscal Year 2011)
Budget Amount *help
¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
Fiscal Year 2013: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2011: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Keywords卵巣明細胞癌 / 癌幹細胞 / 癌幹細胞の標的 / レプチンレセプター / 低酸素 / 脂肪細胞 / アデポカイン・レセプター / 癌治療標的
Research Abstract

癌幹細胞は多くの腫瘍においてごく少数存在し、自己増殖能と多分化能を持ち、抗がん剤や放射線治療に抵抗性を示すなど腫瘍全体を制御する力を保持していることから、がん治療における最強の標的であろう。ヒト卵巣明細胞癌は欧米に比べ本邦で3倍近く発症しており、抗がん剤が効きにくい等の理由から、この腫瘍の解明は重要である。そこで、卵巣明細胞癌の成因機序について癌幹細胞に発現する特異分子を検索し、これらの分子の機能及び細胞内動態を解析、制御し、治療法を確立する。
この卵巣明細胞癌幹細胞に特異的に発現する分子及びmiRNAを検索して解析する為に、卵巣明細胞癌よりプロミニン-1/CD133陽性細胞として幹細胞の分離を行い、マイクロアレイ解析を行った。さらに脂肪細胞の脂肪の蓄積に関与するアデポカイン及びそのレセプターの関与について、肥満における脂肪細胞が産生するホルモンのレプチンがリガンドとして卵巣明細胞癌の増殖に関与しているのではと推測し検討した。また、低酸素中で培養することにより幹細胞が誘導できるか検討した。分離した幹細胞にてレプチンレセプター発現の検討を行い、新たにCD133+幹細胞においてこのレセプターが発現していることを見出したが、CD133陰性細胞では発現が見られなかった。即ち、肥満要因の肥満細胞等から分泌されるレプチンは明細胞癌幹細胞の増殖を促進させ、悪性化を助長するのではないかと考えられ、この阻害機序は癌幹細胞の標的にできると推測される。また癌細胞を低酸素中で培養すると細胞の脱分化が亢進され幹細胞様の活性が誘導されることを見出した。生体中では卵巣明細胞癌を含む婦人科癌は低酸素状態の下にあるため、幹細胞様の性状を発揮していると思われる。卵巣明細胞に関連するグリコーゲンの蓄積を制御するために抗糖尿薬メトホルミンの効果について検討した結果、いずれの明細胞癌細胞も障害することが認められた。

Report

(2 results)
  • 2012 Annual Research Report
  • 2011 Research-status Report

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Published: 2011-08-05   Modified: 2019-07-29  

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