口腔癌のリンパ節微小転移に焦点を当てた血流動態変化の流体力学的・画像工学的解析
Project/Area Number |
25462926
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Research Field |
Pathobiological dentistry/Dental radiology
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
佐藤 強志 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (60098978)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
馬嶋 秀行 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (60165701)
富田 和男 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (60347094)
川畑 義裕 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (70274842)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
Fiscal Year 2015: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2013: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
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Keywords | 血流動態 / 微小循環 / 微小リンパ節転移 / 血流測定 / 微小血液循環 |
Outline of Annual Research Achievements |
1)末梢循環モデルの血流動態解析:末梢循環モデルで検討した50μ径と100μ径の結果を示す。流量、液量、流速は各々50μ径では3.8~4.6(標準偏差0.31、平均4.17)、395~565(標準偏差50.4、平均481)、0.38~0.51(標準偏差0.038、平均0.46)、100μ径では27.6~44.4(標準偏差4.83、平均37.1)、599~725(標準偏差41.2、平均672)、1.26~1.70(標準偏差0.138、平均1.43)であった。動物モデルの予備実験は約50μ径と100μ径の2種類の血管について測定を行った。各々の流量、液量、流速は50μ径では7.8~11.1(標準偏差1.09、平均9.05)、560~724(標準偏差50.6、平均630)、0.75~1.30(標準偏差0.182、平均0.933)、100μ径では37.7~50.1(標準偏差4.49、平均42.2)、844~1015(標準偏差50.4、平均920)、1.8~2.8(標準偏差0.343、平均2.24)であった。結果から臨床での安定した測定の可能性が示された。2)局所循環の組織学的解析:VEGF、LYVE、Podoplanin、Prox1、ICAM1、CD31による免疫染色では炎症組織、腫瘍組織の血管径上皮、リンパ管系上皮および網内系上皮の良好な結果を示した。管腔内部には数個~10数個の赤血球、リンパ球の存在が観察され、管腔径は約50μ~100μが大部分を占めていた。病変の脈管系の分布は、炎症組織よりも腫瘍組織で密であり、血管系、リンパ管系は腫瘍組織で多く観察された。このことは腫瘍からの血管系、リンパ管系増殖因子の放出が優位に働く事を示唆するかもしれない。3)非侵襲的な臨床応用では、皮膚面からリンパ節までの深度の検討が課題として残された。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)