Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安井 義和 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (20030372)
綿谷 安男 大阪教育大学, 教育学部, 助手 (00175077)
長田 潤一 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (90155937)
藤井 正俊 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (10030462)
長田 まりゑ 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (80030378)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1987: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Research Abstract |
この研究では, 作用素環の期待値と指数について調べ, 研究グループ内で次のような結果を得た. 作用素環における期待値は, 1983年に, _1型因子に対して, V.Jonesによって導入され, その後, 幸崎によってIII型因子を含む型に拡張された. ここでは, II_1型因子の部分因子の内, 同じ指数を持つものの共役類と, 元の因子の自己同型群の外部共役類との間の対応, 及び, 指数4の自明でない可換子環を持った部分因子の共役類について, いくつかの結果を得た. また, これらのことがらを, シフトと呼ばれる自己準同型の共役類とも関連させて研究してきている. 指数の概念をより一般にして, C^*環とその部分C^*環との間の概念に拡張をした. これは, 環からその部分環への条件付期待値に従属して定まる数である. また, この拡張された指数についても知見を得た. これらの研究を通して, 今まで以上に, 期待値の重要性を認識した. 今後この研究を続けると同時に, 元に戻って, 期待値の存在条件等についても調べたいと思っている.
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