• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

針葉樹種子の遺伝子発現制御機構の解明ー貯蔵mRNAの役割についてー

Research Project

Project/Area Number 63480061
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 林学
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

佐々木 恵彦 (佐々木 惠彦)  東京大学, 農学部, 教授 (20196158)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 丹下 健  東京大学, 農学部, 助手 (20179922)
山本 直樹  農林水産省, 森林総合研究所, 研究室長
小島 克己  東京大学, 農学部, 学振特別研究員 (80211895)
松本 陽介  東京大学, 農学部, 助手 (50165916)
Project Period (FY) 1988 – 1990
Project Status Completed (Fiscal Year 1990)
Budget Amount *help
¥7,200,000 (Direct Cost: ¥7,200,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1988: ¥5,100,000 (Direct Cost: ¥5,100,000)
Keywordsクロマツ種子 / 貯蔵型mRNA / ノ-ザンハイブリダイゼ-ション / リボゾ-ム / ポリゾ-ム / 翻訳活性 / 長期貯蔵種子 / cDNA / クロマツ / 休眠種子 / 種子胚 / cDNAライブラリ- / ミクロゾ-ム分画 / リボソ-ム / ポリソ-ム / クロマツ種子の胚 / 貯蔵mRNA / cDNAライブラリー / ポリA^+RNA / 蛋白生合成
Research Abstract

マツの乾燥休眠種子の胚にはmRNAが存在している。前年度までに,これらの貯蔵型mRNAからcDNAを作成し,発芽過程に消失する貯蔵型mRNAのcDNAクロ-ンとして,pPS1,pPS5,pPS13を得ている.
本年度は,7年間および14年間乾燥貯蔵したクロマツ種子を用いて,貯蔵型mRNAが極めて長期間維持されていることを明らかにした。上記のcDNAクロ-ンをプロ-ブとして,種子胚から抽出したRNAとノ-ザンハイブリダイゼ-ションをおこなった。新しい種子と同様に古い種子でもcDNAと対合する分画が認められ,mRNAが貯蔵されていることが示唆された。次いで,長期間貯蔵されているmRNAがどこに存在するかを調べた。蔗糖密度勾配遠心法によってリボソ-ム画分を分画し,沈降係数の異なる分画からそれぞれRNAを抽出し,上記のcDNAクロ-ンをプロ-ブとしてノ-ザンハイブリダイゼ-ションをおこなった。その結果,沈降係数の大きいポリソ-ム画分(〉80S)に貯蔵型mRNAが存在することが明らかになった。遊離状態の貯蔵型mRNAの沈降係数は10S前後であり,リボソ-ムが結合しているためポリソ-ム画分に存在している可能性が考えられる。そこで,ピュ-ロマイシンによって,mRNAからリボソ-ムを解離させる処理をおこなったところ,貯蔵型mRNAは沈降係数がおよそ45Sの画分に移行した。この結果から,貯蔵型mRNAにはリボソ-ムの他にも何らかの分子が結合していることが明らかになった。この結合した状態で,翻訳活性があるかを調べるため,ウサギ網状赤血球ライセ-トを用いて,<in>___ー <vitro>___ーの翻訳実験をおこなった。この<in>___ー <vitro>___ーの系にオ-リントリカルボン酸を加え,新しい翻訳開始を阻害すると,貯蔵型mRNAのポリソ-ム画分は翻訳を進行させずアミノ酸の取り込みをおこなわない。一方、正常なポリソ-ムは翻訳を進行させる。したがって,貯蔵型mRNAは鋳型活性が抑えられた状態で維持されていると思われる。

Report

(3 results)
  • 1990 Annual Research Report
  • 1989 Annual Research Report
  • 1988 Annual Research Report
  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] 益守 眞也、山本 直樹、佐々木 恵彦: "クロマツの乾燥種子における貯蔵型mRNAの貯蔵形態" 第102回日本林学会大会講演要旨集. (1991)

    • Related Report
      1990 Annual Research Report
  • [Publications] 益守真也、山本直樹、佐々木恵彦: "クロマツの発芽過程における貯蔵型mRNAの消長" 第100回日本林学会大会講演要旨集. (1989)

    • Related Report
      1989 Annual Research Report
  • [Publications] 山本直樹、益守真也、佐々木恵彦: "マツ種子の貯蔵型mRNAの保存様式と発芽時における消長" 日本植物学会54回大会研究発表記録. (1989)

    • Related Report
      1989 Annual Research Report
  • [Publications] 益守真也: 佐々木惠彦. クロマツの発芽過程における貯蔵型mRNAの消長. 1989 ( 100)

    • Related Report
      1988 Annual Research Report

URL: 

Published: 1988-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi