ストレスホルモンによる場(神経回路)の変化とマイクログリアの相互作用
Publicly Offered Research
Project Area | Cross-talk between moving cells and microenvironment as a basis of emerging order in multicellular systems |
Project/Area Number |
23111504
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
高鶴 裕介 群馬大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30446265)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥8,970,000 (Direct Cost: ¥6,900,000、Indirect Cost: ¥2,070,000)
Fiscal Year 2012: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2011: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
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Keywords | 慢性ストレス / グルタミン酸 / ストレスホルモン / 育児放棄 / マイクログリア / 慢性ストレスモデル / 動く細胞と場のクロストーク / In vivo imaging / 2光子励起レーザー顕微鏡 / レンチウィルス |
Outline of Annual Research Achievements |
母子乖離操作により慢性ストレスを付加したマウスを成体の時点で研究した結果、以下の知見を得た。 雄の母子乖離マウスにおいて、(1)母子乖離マウスでは体性感覚野における神経活動が亢進しており、それに相関して知覚閾値の低下がみられた。(2)同部位ではグルタミン酸の過剰放出が起こっていた。(3)ホームケージにいるときでもストレスホルモン(コルチコステロン)の分泌が増加していた。(4)急性ストレスの追加負荷により、通常みられるコルチコステロンの一過性上昇が、母子乖離マウスでは消失していた。一方、同時に計測したグルタミン酸の濃度は、母子乖離マウスで顕著に増加していた。(5)急性ストレス負荷後、対照群に比べ一部のグルタミン酸受容体の発現が過剰増加していた。(6)同マウスをin vivo imaging法により生きたまま観察すると、マイクログリアの動態が変化していることが分かった。以上の結果は2報の論文として執筆中である。 また、雌の母子乖離マウスにおいて(1)母子乖離マウスは妊娠・出産に至る割合が低下し、かつ、仔育てを失敗する(育児放棄により仔が死亡する)割合が増加していた。(2)母子乖離マウスを母親にもつ仔では、体重が減少傾向にあり、血中コルチコステロン濃度が有意に増加していた。(3)母子乖離マウスを母親にもつ仔の行動パターンに異常が見られた。(4)(1)の知見は世代間で伝搬する傾向があり、母子乖離マウスの娘や孫でも妊娠・出産率の低下や育児放棄率の増加がみられた。以上の結果は1報の論文として執筆中である。
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Research Progress Status |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(19 results)
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[Presentation] Cerebellar dysfunction and behavioral disorder in congenital hypothyroid (rdw) rat2011
Author(s)
Yamaguchi S., Ohsawa A., Yousefi B, Morioka S., Masuda H., Ronny R., Hayashi H., Takatsuru T., Iwasaki T., Shimokawa N., Umezu M., Koibuchi N.
Organizer
4th International Symposium, Society for Research on the Cerebellum
Place of Presentation
東京
Year and Date
2011-09-18
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