2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Mesoscopic neurocircuitry: towards understanding of the functional and structural basis of brain information processing |
Project/Area Number |
22115001
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
能瀬 聡直 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (30260037)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池谷 裕二 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 准教授 (10302613)
上村 匡 京都大学, 生命科学研究科, 教授 (80213396)
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Keywords | メゾスコピック神経回路 / 神経回路 / 光生理学 / optogenetics / 脳情報処理 / 脳計算論 / 機能生理学 / 分子遺伝学 |
Research Abstract |
本計画では、比較的少数のニューロン集団からなる「メゾスコピック神経回路(メゾ回路)」を、従来研究が困難であったミクロとマクロの中間層に切り込むことを可能にするモデル機能回路として捉え、その解析を通じて脳の情報処理基盤を探る。メゾ回路への分野横断的な多角アプローチを実現し、新規な学問分野を開拓することを第一の目的とし、1)研究階層の黒なる班員間の情報交換の場を設けること、2)多様な先端的実験・理論技術の紹介と有機結合、3)研究成果の班内外での共有、4)一般社会への広報・啓蒙、5)目標達成の評価、を推准するため以下のような総括班活動を行う。今年度は以下のような活動を行った. (1)企画実行:班会議2回、国際シンポジウム(「小規模回路から探る脳の情報処理基盤」、2010年9月3日、神戸コンベンションセンター)を開催した。また、研究支援活動の一貫として、光操作に関する技術ワークショップ(「メゾ神経回路」第1回技術ワークショップ、神経活動の光操作-行動制御への応用、2010年9月9日~10日、自然科学研究機構岡崎カンファレンスセンター)を開催した。 (2)研究支援:イメージング・光生理支援班、脳計測支援班、回路特異的遺伝子操作支援班、数理理論支援班の4つの支援班を組織し、共有価値が高く汎用性のある新技術、研究試料、情報、アイデアに関して、班員間でスムーズに共有できるようにした。特に高速4Dスキャン共焦点レーザー顕微鏡システムを領域共有機器としてセットアップし、その使用法に関する技術講習会を2回開催した。 (3)広報活動:ホームページを開設し、領域の目標、活動内容について発信した。高校への出張授業を2件行った。
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Research Products
(5 results)