2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Development of Novel Treatment Strategies Targeting Cancer Stem Cells |
Project/Area Number |
22130001
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
赤司 浩一 九州大学, 医学研究院, 教授 (80380385)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中山 敬一 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (80291508)
須田 年生 慶応義塾大学, 医学部, 教授 (60118453)
北林 一生 国立がん研究センター, 研究所, 副所長 (20261175)
佐谷 秀行 慶応義塾大学, 医学部, 教授 (80264282)
田賀 哲也 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (40192629)
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Keywords | 癌幹細胞 / 幹細胞ニッチ / 分子標的治療 |
Research Abstract |
総括班では、各計画研究および公募研究の有機的連携を促すためのハブ機能を重視して、領域全体の方向性確認を目的としたミーティングの開催を行った。また、webページを通した情報発信に積極的に取り組んだ。 平成23年度の主な取り組みとしては、(1)領域ホームページの充実と研究成果の取りまとめおよびweb公開、(2)第3回総括班会議の開催(9月10日、福岡)、(3)領域内で共有可能な資源の構築などである。 総括班会議では、8題の計画研究と新たに加わった13題の公募研究を含むすべての研究課題について進捗状況を評価し、領域全体における位置づけと他の計画研究との連携可能性について検討を重ねた。 共有可能な資源の具体例としては、(1)各班員が保有する様々なマイクロアレイデータを東京大学医科学研究所 後藤典子准教授の教室で一元管理・解析し、領域横断的に利用可能な包括的データベースを構築すること、(2)マウス異種移植モデルをもちいた研究に不可欠な高度免疫不全マウスとして、九州大学で開発した新規BRGSマウスを班員に提供することで、共通のプラットホームをもちいた互換性の高い移植データを共有可能にすること、(3)タンパク質量分析および修飾解析については、国立がん研究センター研究所 北林一生先生の教室で集中的に解析を行うことで、データの質と汎用性を担保することなどである。 このような取り組みを通して、領域全体としての質および効率の向上が計られたと考えられ、今後益々の成果が期待できる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
領域内の有機的連携を促すためのハブ機能として、実践的な提案を行うことができていると評価できる。
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Strategy for Future Research Activity |
上記の取り組みに加えて、領域内で共有可能な様々なデータを一元管理・データベース化する試みをより一層推進する必要がある。
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