2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Functions of non-coding DNA region for genome integrity |
Project/Area Number |
23114001
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Research Institution | National Institute of Genetics |
Principal Investigator |
小林 武彦 国立遺伝学研究所, 細胞遺伝研究系, 教授 (40270475)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
太田 邦史 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (90211789)
中山 潤一 独立行政法人理化学研究所, クロマチン動態研究チーム, チームリーダー (60373338)
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Keywords | 細胞老化 / 非コードDNA / 非コードDNA / 組換え / 出芽酵母 / リボソームRNA遺伝子 / インターメア / 反復配列 |
Research Abstract |
真核細胞ゲノムの大半はタンパク質をコードしていない非コードDNA領域である。この領域は染色体を制御、維持する作用を担っていると考えられるが、その実体は不明な点がほとんどである。本研究領域では研究者間の強力な連携体制を築き、非コードDNA領域による染色体制御機構の全貌解明を目的とする。具体的には染色体"本体部"の非コード機能配列を"インターメア"と名付け、その実体を明らかにする。さらに他の非コード機能配列であるテロメア、セントロメアを含んだ3メア間のクロマチンネットワークによる染色体統御機構を解明する。 本総括班では、各研究者間の共同研究・情報交換の促進や、対外的な成果発表・情報発信、我が国の関連領域への波及効果促進などを目指す。 昨年度の活動としては: 8月に領域のホームページを立ち上げた。9月にキックオフ会議を行ない今後5年間の計画、共同研究体制、役割分担等について再確認を行った。特に総括で購入が予定されている。次世代シーケンサーの具体的な運用について話し合った。12月にニュースレターの第一号を出版し関係者に配布した。翌年2月に第二回領域会議を行い領域評価者の先生方との意見の交換を行った。同2月に領域主催の「人工染色体講習会」をかずさDNA研究所で行った。研究集会の支援としては多くの班員が参加する「染色体ワークショップ」の後援をした
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通り2回の領域会議の開催、ニュースレターの発行、ホームページの立ち上げ、次世代シーケンサーの導入が完了した。さらに領域主催の「人工染色体講習会」を前倒しで行うこともできた。
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Strategy for Future Research Activity |
現在のところ特段の問題はなく、きわめて順調に進行している。今後は計画通り、年2回のペースで領域会議の開催、ニュースレターの発行をルーティンとして行ない、加えて今年度は領域主催の「ChIP-Seq講習会」、高校生対象の体験学習を行う予定である。また今年度から加わる公募研究班員との共同研究を強力に推進する。
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