2020 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Establishing a new paradigm of social/human sciences based on rerational studies: in order to overcome contemporary global crisis |
Project/Area Number |
16H06549
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
酒井 啓子 千葉大学, 大学院社会科学研究院, 教授 (40401442)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 薫 慶應義塾大学, 総合政策学部(藤沢), 講師 (10431967)
後藤 絵美 東京大学, 日本・アジアに関する教育研究ネットワーク, 特任准教授 (10633050)
帯谷 知可 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 准教授 (30233612)
小林 正弥 千葉大学, 大学院社会科学研究院, 教授 (60186773)
福田 宏 成城大学, 法学部, 准教授 (60312336)
佐川 徹 慶應義塾大学, 文学部(三田), 准教授 (70613579)
宮地 隆廣 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (80580745)
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Project Period (FY) |
2016-06-30 – 2021-03-31
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Keywords | 地域研究 / ナショナリズム / トランスナショナル |
Outline of Annual Research Achievements |
新学術領域研究「グローバル関係学」は、本来2020年度を最終年度として終了する予定であったが、2020年年頭から世界を覆った新型コロナウィルス感染症の影響で、最終年度に実施する予定であった国内外での大規模な最終報告会と、終了後の後継事業への取り組みについて国内外のネットワークを構築する議論を実施することができなくなった。 そのため、計画研究B01では一年延長して、対面会議の実施の準備を整えていったが、残念ながら2021年度中も大規模な対面会議を実施できる状況になく、やむなく対面での研究会に変えて、各種の研究会、ワークショップをオンラインで実施した。特に「巣ごもり読書会」と銘打って、online book launch, online book talkを2020~21年度の間に10回も実施した。また「新型コロナウィルスと中東」と題して7回の公開オンラインセミナーを実施した。いずれも50人から多い場合は300人近くのオンライン視聴者を得て、社会発信方法としてオンラインセミナーがたいへん有効であることが示された。特に、対面ではなかなか招聘がかなわないシリアやイラクの研究者、作家、ジャーナリストと直接オンラインでインタビューや意見交換が行えたことは、貴重な機会となった。 一方で、計画研究の研究成果とりまとめとしては、分担者の福田、後藤が編集責任者となり、岩波から出版された「グローバル関係学」シリーズの五巻「みえない関係性をみせる」を2020年に出版、出版記念としてのオンラインブックローンチを行った。 2021年度も国際交流を実施できる環境になかったため、繰り越しを行い、現地調査や海外からの招聘機会を模索したが、予定の調整が難しく、唯一韓国で対面開催されたムスリム移民に関する国際学会に酒井が出席して、今後の日韓間の同テーマに関する共同研究の推進を追求するための第一歩となった。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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