2022 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Inducing lifelong plasticity (iPlasticity) by brain rejuvenation: elucidation and manipulation of critical period mechanisms |
Project/Area Number |
20H05922
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
高橋 琢哉 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (20423824)
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Project Period (FY) |
2020-11-19 – 2025-03-31
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Keywords | AMPA受容体 / GABA受容体 / 脳卒中 / リハビリテーション |
Outline of Annual Research Achievements |
脳卒中後に神経回路の可塑性が上昇し機能回復の能力が高い一種の「臨界期」が生じることが知られているが、そのメカニズムと発達期臨界期の共通点や相違は明らかになっていない。本計画研究では、神経可塑性を中核的に担う興奮性グルタミン酸AMPA受容体と抑制性GABA受容体のPETプローブ([11C]K-2, [11C]flumazenil)を用いて、脳卒中亜急性期における麻痺や失語の機能回復程度と[11C]K-2と [11C]flumazenilのPET画像から測定される脳内AMPA受容体/GABA受容体発現比との相関を解析し、脳内E-I balanceと機能回復との関係を明らかにすることを領域設定期間内における目的としている。中間評価時点までに、横浜市立大学病院において[11C]flumazenilの合成とPET撮像体制を確立すること及び上記目的を達成するための特定臨床研究の開始を目的としていたが、両者は予定通りに達成された。特定臨床研究は実施計画番号 jRCTs031220365 としてjRCT (臨床研究等提出・公開システム)に登録されている。また予備的検討として、上記と並行して、これまでに得られたデータに基づいてリハビリテーション開始前の脳内AMPA受容体発現密度とリハビリテーション効果の予後の相関を示す脳内領域を明らかにするための解析を行なった。さらに、対照として用いることになる健常者(非疾患対象者)の[11C]K-2と [11C]flumazenilのPET画像の収集を行った。また、牛場(計画研究)と連携し、脳卒中リハビリテーションに対するBMI介入時におけるE-I balanceを検討するための臨床研究計画について策定を開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
PET撮像枠が他研究で使用されていたため、脳卒中亜急性期患者に対するAMPA受容体PET-GABA受容体PETのダブルイメージングの臨床研究に関してはリクルートが遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
PET使用枠が競合する他3研究が終了したため、次年度は脳卒中亜急性期患者に対するAMPA受容体PET-GABA受容体PETのダブルイメージングの臨床研究のリクルートの促進が見込める。
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Research Products
(11 results)