2016 Fiscal Year Annual Research Report
Regulation of DNA repair machinery by K6- and K63-linked polyubiquitin chains
Project Area | New aspect of the ubiquitin system : its enormous roles in protein regulation |
Project/Area Number |
24112005
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
太田 智彦 聖マリアンナ医科大学, 医学研究科, 教授 (60233136)
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Project Period (FY) |
2012-06-28 – 2017-03-31
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Keywords | ユビキチン / BRCA1 / DNA修復 / 乳癌 / 薬剤感受性 |
Outline of Annual Research Achievements |
I. 平成27年までに作成したDoxycyclin(Dox)誘導性にHERC2に対するshRNAを発現するHeLa細胞、U2OS細胞、HCT116細胞、およびCRISPR/Cas9にて作成した両アレルHERC2のC末端77アミノ酸を欠失し、ユビキチンリガーゼ(E3)活性を失ったHCT116細胞(HERC2ΔE3/ΔE3細胞)を用いて、以下の結果を得た。 1)HERC2はBLM複合体とRPA複合体の会合に必須で、HERC2ノックダウンで、BLMとRPAの結合が阻害された。一方、HERC2ΔE3/ΔE3細胞ではBLM複合体上にRPAが蓄積し、野生型で認められるRPA2のユビキチン化が阻害された。2)HERC2ノックダウンおよびHERC2ΔE3/ΔE3細胞のいずれにおいても姉妹染色分体交換(sister chromatid exchange: SCE)が亢進した。3)HERC2ノックダウンおよびHERC2ΔE3/ΔE3細胞のいずれにおいてもグアニン四重鎖(G-quadruplex: G4)が蓄積していた。4) Clonogenic survivalアッセイにて複製ストレスおよびG4安定化剤に対する感受性を解析したところ、HERC2ノックダウンおよびHERC2ΔE3/ΔE3細胞のいずれもG4安定化剤であるTelomestatinおよびPyridostatinに対して高い感受性を示した。 II. 東京大学医科学研究所の中西真教授との共同研究として、SCFユビキチンリガーゼを構成するFbxo22の機能解析を行った。その結果、Fbxo22は転写co-repressor依存的にヒストンリジン脱メチル化酵素をユビキチン化することが判明した。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)