日本・韓国・台湾の農業構造の比較研究

1990 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 01044028
• Research Institution: The University of Tokyo
• Principal Investigator: 和田 照男 東京大学, 農学部, 教授 (60011847)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 毛 育剛 行政院, 農業委員会, 研究系参事 ; 陳 月娥 行政院, 農業委員会, 研究系経済課長 ; 林 英彦 政治大学, 地政学系, 教授 ; 孫 炳〓 中興大学, 合作經濟学系, 教授 ; 羅 明哲 中興大学, 農業經濟学系, 教授 ; 殷 章甫 政治大学, 地政研究所, 教授 ; 車 洪均 東亜大學校, 農科大學, 副教授 ; 李 貞煥 農村經濟研究院, 研究員 ; 趙 錫辰 嶺南大學校, 農畜産大學, 教授 ; 張 在右 全北大學校, 農科大學, 副教授 ; 朱 宗桓 東國大學校, 農業經濟學科, 教授 ; 甲斐 諭 九州大学, 農学部, 助教授 (70038313) ; 嘉田 良平 京都大学, 農学部, 助教授 (90111947) ; 八木 宏典 東京大学, 農学部, 助教授 (00183666) ; 丸田 定子 東京農工大学, 農学部, 教授 (90015074) ; 金沢 夏樹 日本大学, 農獣医学部, 教授 (90011783) ; 森島 賢 東京大学, 農学部, 教授 (50113634) ; 今村 奈良臣 東京大学, 農学部, 教授 (60020525)
• Keywords: 農業構造 / アジア農業 / 韓国農業 / 台湾農業 / 農業発展

Research Abstract

本研究は日本・韓国・台湾の農業構造の比較研究を目的としている。初年度は台湾の農業構造分析を行なった。これに引き続き平成2年度は、調査対象国を韓国に移し、その農業構造分析を現地フィ-ルド調査により行なうことにした。
1.日本側研究者は前年度台湾におけるシンポジウムで決定した役割分担に基づいて、それぞれの研究課題に取り組んだ。さらに平成3年度の調査対象計画地区である千葉県山田町にて予備的調査を行なった。また、この間日本・韓国・台湾の3国間の通信によって、現地調査の共通調査項目と農業構造変動の年表を作成するなど、研究とりまとめにむけての準備作業が進められた。
2.韓国側研究者は今年度韓国調査にむけて調査対象地区を確定し、その予備調査を行なった。この結果、今年度韓国調査は平成3年3月19〜26日(一部研究者は16日から)に決定した。調査地はソウル近郊、〓州、済州島の3カ所となり、当初計画以上に現地調査の内容を充実させることができた。現地では3国の合同調査、及びシンポジウムが行なわれる。
3.台湾側研究者は前年度行なった台湾現地調査の補足調査に取り組んだ。
4.韓国シンポジウムにおいては、この2年間の研究成果の検討が行なわれる他、来年度の日本調査の内容、及び研究とりまとめに向けての具体的な討議が行なわれる。
5.来年度は本研究の最終年度にあたるため、研究分担者の合同会議を重視し、韓国・台湾の研究分担者を2回に渡って日本へ招聘する計画である。