生活環境学ー衣・食・住の今日と未来ーに関する日中大学間協力研究

1990 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 01045019
• Research Institution: Nara Women's University
• Principal Investigator: 長谷川 喜代三 奈良女子大学, 家政学部, 教授 (00027179)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 張 長林 西北紡織工学院, 副教授 ; 李 枚萼 西北紡織工学院, 副教授 ; 朱 松文 西北紡織工学院, 副教授 ; 王 文光 西北紡織工学院, 教授 ; 李 辛凱 西北紡織工学院, 教授 ; 姚 穆 西北紡織工学院, 教授 ; 西村 一朗 奈良女子大学, 家政学部, 教授 (30043186) ; 梁瀬 度子 奈良女子大学, 家政学部, 教授 (60031663) ; 梶田 武俊 奈良女子大学, 学政学部, 教授 (40031653) ; 相川 佳予子 奈良女子大学, 家政学部, 教授 (80031673) ; 今岡 春樹 奈良女子大学, 家政学部, 助教授 (00223321) ; 中川 早苗 奈良女子大学, 家政学部, 助教授 (80093558) ; 登倉 尋實 奈良女子大学, 家政学部, 教授 (80027490) ; 辻井 康子 奈良女子大学, 家政学部, 教授 (50031654) ; 丹羽 雅子 奈良女子大学, 家政学部, 教授 (80031665)
• Keywords: 家政学 / 生活環境学 / 中国 / 西安市 / 陜西省 / 衣・食・住の今日と未来 / 西北紡織工学院 / 奈良女子大学

Research Abstract

平成2年度は奈良女子大学から研究者7人を派遣して、西北紡織工学院において、生活環境学ー衣・食・住の今日と未来ーに関する日中大学間協力研究の第2回シンポジュ-ムを開催した。期間:10月14日〜10月20日。発表者及び演題:1.長谷川喜代三、生活環境と家政学について。2.丹羽雅子、風合いと力学特性ー風合いの客観評価とその応用ー。3.計算機による衣服形状と衣服圧の予測。4.相川佳予子、近代化と衣生活。5.梶田武俊、緑茶の科学。6.長谷川喜代三、ゴマのタンパク質とその特性。7.西村一朗、日本における公的集合住宅計画の展開。8.梁瀬度子、居住環境の快適性について。また、書面による参加として、9.辻井康子、羊毛害虫の防除に関する研究。10.登倉尋実、被服の快適性の生理的側面ー発汗生理の視点からー。11.中川早苗、服装におけるイメ-ジとデザインとの関連について。12.中川早苗、服装デザインを支援するデ-タベ-スシステムに関する研究。の計12題を発表した。中国側からは、西北紡織工学院から、1.姚穆、織物の透湿性(第2、3報)。2.李辛凱、中国服装文化の復権。3.朱松文、被服の評価(第2、3報)。4.李枚萼、真空アルミニウム蒸着布地。5.李枚萼、織物の熱放射の特性。西北軽工学院から、1.林秉誠、飲食栄養と癌症。2.郭志鈞、陜西省農民の食物構成について。の報告があった。同シンポジュ-ムにおいては、それぞれの分科会において関連の分野に関して意見交換。食生活環境調査班は、成陽市西北農業大学、西安市料理研究所、住環境調査班は、西安市冶金建築学院、同市集合住宅等を見学。10月20日蘇州糸綢工学院を見学。10月22日上海市中国紡織大学を見学。中国の服装学の研究教育の現状について意見交換を行った。

Research Products

• [Publications] 長谷川 喜代三: "鼓腹撃壌" 家政学研究. 37. 60-62 (1991)
• [Publications] 川本 美佐子,丹羽 雅子: "衣服材料の風合い耐久性に関する研究(第1報)" 家政学研究. 37. 30-37 (1990)
• [Publications] 川端 厚子,登倉 尋実: "ー10℃の寒冷環境下におけるヒトの温熱生理と衣服気候に与える中国北東地方の民族服の効果" 家政学研究. 35. 112-118 (1989)
• [Publications] 井関 恵子,磯田 憲生,梁瀬 度子,花岡 利昌: "住宅温熱環境の実態調査(第2報) 住宅温熱環境の居住者への影響について" 家政誌. 39. 879-884 (1988)
• [Publications] 李 辛凱: "重建中国的服飾文化" 西北紡織工学院学報. 14. 81-86 (1990)
• [Publications] 西村 一朗: "中国・生活・空間・五感・考"