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1991 Fiscal Year Annual Research Report

中国における砂漠化防止と砂丘地利用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 01045020
Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

稲田 勝美  鳥取大学, 乾燥地研究センター, 教授 (50193553)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 楊 有林  蘭州沙漠研究所, 工程師
こん 自立  蘭州沙漠研究所, 副教授
王 一謀  蘭州沙漠研究所, 副教授
宝音 烏力吉  蘭州沙漠研究所, 教授
朱 震達  蘭州沙漠研究所, 所長, 教授
古川 郁夫  鳥取大学, 農学部, 助教授 (50032313)
田熊 勝利  鳥取大学, 農学部, 教授 (40032297)
河野 洋  鳥取大学, 農学部, 教授 (10032054)
Keywords河岸砂地 / 砂漠化防止 / 砂丘地利用 / 日本の砂丘 / 農業利用 / 蘭州沙漠研究所 / リモ-トセンシング / 沙坡頭
Research Abstract

前年度までに,中国東部の河岸砂地における砂漠化防止と農業利用に関して,亜熱帯湿潤地帯に属する長江下流域の南昌地区,温帯半湿潤地帯に属する黄河下流域の禹城・夏津地区および北京郊外の永定河流域の大興地区,ならびに亜寒帯半乾燥地帯に属する奈曼地区の各砂地について現地調査を行い資料を収集した。また,中国側分担研究者を日本に招いて砂丘の農業利用状況について調査した。
平成3年度は,これまでの調査によって得られた資料を基に,中国と日本で実施した協力研究の総括を行い,日中双方の研究分担者の代表による研究成果報告会を兼ねた「日中合同砂漠化防止および砂丘地利用研究セミナ-」を蘭州沙漠研究所と鳥取大学で開催した。また,テンゲル砂漠南端に位置する蘭州沙漠研究所附属の沙坡頭沙漠科学試験站を訪問し,典型的な乾燥地における砂漠化防止と砂地利用の実験状況を視察した。
蘭州沙漠研究所におけるセミナ-では,「日本における砂丘とその農業利用」および「リモ-トセンシングによる砂漠化ならびにその回復状況調査法」について,日本側研究者が講演を行った。前者の講演は,日本における砂丘地の分布,砂丘の特性,砂防造林の歴史と造林基準,砂丘地の利用形態,農業利用上の長所・短所,農業利用の現状,砂丘農業の研究組織等について資料を基に述べたもので,中国にとって参考になる点が多いと評価され,配布した英文テキストが中国語に翻訳されることになった。一方,鳥取大学で行われた蘭州沙漠研究所長の「中国における砂漠化防止対策の現状」についての講演では,多くの努力にもかかわず依然として砂漠化が進行しつつあることが示され,砂漠化防止と緑化が如何に困難であるかを痛感させられた。

URL: 

Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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