1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01301048
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
合阪 學 大阪大学, 文学部, 教授 (50027976)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中谷 功治 大阪大学, 文学部, 助手 (30217749)
藤本 和貴夫 大阪大学, 言語文化部, 教授 (70029734)
堀井 敏夫 大阪大学, 教養部, 教授 (90025049)
江川 温 大阪大学, 文学部, 助教授 (80127191)
川北 稔 大阪大学, 文学部, 教授 (70107118)
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Keywords | ドイツ義勇軍 / スラヴ人ト-マス / ウェ-ルズ語 / 彫像 / レギュレ-タ-運動 / 「帝国の遷移」 / 民衆の自由 / 大英帝国 |
Research Abstract |
本年度は、昨年度の研究成果の更なる発展を目指し、分担者の担当地域・時代ごとに研究課題である「西洋における世界国家の経営と民族問題」を考察するために、次にあげる研究会を開催し、そこでの具体的な報告をもとに、まとめの作業をおこなった。 (1)「20世紀初頭・バルトのドイツ義勇軍」(報告者:山田義顕) (2)「ウェ-ルズにおける宗教改革とウェ-ルズ語」(報告者:指昭博) (3)「スラヴ人ト-マスの反乱とビザンツ帝国」(報告者:中谷功治) (4)「ドイツ帝国の成立期における民衆と自由」(報告者:南直人) (5)「フランス革命と彫像の時代」(報告者:阿河雄二郎) (6)「ロ-マ帝国の衰退と変容《再論》」(報告者:合阪學) (7)「ノ-ス・カロライナ植民地におけるレギュレ-タ-運動」(報告者:和田光弘) 以上の内、(1)・(2)・(3)・(6)と昨年度の川北稔による発表の内「マドック伝説」に関係する部分が、討論を重ねた上で『研究成果報告書』にまとめられ、(7)の和田論文は雑誌『西洋史学』160号に掲載されることになった。その他については、更に検討が必要との結論に達し、後日別の形態での発表となった。なお、川北稔の研究報告の残りの成果は、著書『民衆の大英帝国ー近代イギリス社会とアメリカ移民ー』として昨年刊行された。
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[Publications] 和田 光弘: "ノ-ス・カロライナ植民地におけるレギュレ-タ-運動" 『西洋史学』. 160. 18-33 (1991)
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[Publications] 川北 稔: "民衆の大英帝国ー近世イギリス社会とアメリカ移民ー" 岩波書店, 269 (1990)