1989 Fiscal Year Annual Research Report
情報化対応を支援する統計教育カリキュラムの開発と評価
Project/Area Number |
01301098
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Research Institution | Naruto University of Education |
Principal Investigator |
木村 捨雄 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (90000059)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村瀬 康一郎 岐阜大学, 教育学部, 助教授 (80150027)
篠原 文陽児 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (00113035)
能田 伸彦 筑波大学, 教育学系, 教授 (80020121)
織田 揮準 三重大学, 教育学部, 教授 (90024489)
浅木森 利昭 国立教育研究所, 教育情報センター, 室長 (60150025)
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Keywords | 情報活用能力 / 統計教育カリキュラム / 教材デ-タベ-ス構築論 / 確率概念シュミレ-ション / 統計教育 / 統計情報 / 地方統計情報デ-タベ-ス / 思い違い特性 |
Research Abstract |
1.統計情報・情報活用能力を高める「統計教育カリキュラム」の開発と教材のデ-タベ-ス化 (1)小学校の統計教育カリキュラムの一貫化、統合化を目指す統計教育目標の系統案・配当案の作成:第一段階として、社会、算数、理科等の教科書から統計関連教材を抽出し、統計教育の目標の抽出、統計認識と統計論理の育成の観点から統計教育の目標構造を比較検討し、「作る統計」から「使う統計」の立場でその基本的な目標構造の再構築の概要まとめを進めてきた。 (2)小中高等学校の統計教育カリキュラムの実践記録の収集と統計教育カリキュラム開発:全国各地で展開されている統計教育実践記録、統計教育研究集録を収集し、統計教育カリキュラム・授業案設計の基礎資料の収集、整理を行ってきた。また、パソコンを使った確率概念シュミレ-ションの学習実験で、生徒の経験的確率の理解の促進で有効であることが明らかにされた。 (3)統計的能力・統計に対する認識テストの開発:カリキュラム開発とは別系統で、デ-タ、グラフ、結果表、結果表からの傾向読み取り等の学年別統計能力テスト項目収集と予備的テストを行い、現象からの法則推論で成績は悪く、対象領域の知識の欠如が統計技術よりもより大きく関わっていることが明らかにされた。 2.地方統計情報デ-タベ-スに基づく「生きた統計情報」教材DBと授業利用システムの開発:地方統計情報DB(徳島・埼玉・神奈川県等の県統計要覧)を収集し、最新の統計情報DBから「生きた統計情報」「生きた社会科・理科・保健体育等の統計情報教材」DB構築の第一歩としての整理、構造を図っている。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 木村捨雄: "学校教育における統計教育カリキュラムの開発-情報化対応における統計教育の目標と統計論理の構造-" 日本科学教育学会年会論文集. No.13. 275-278 (1989)
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[Publications] 木村捨雄: "統計学の発展と現代社会-統計教育カリキュラムの枠組み-" 全国統計教育研究協議会 統計教育研究. Vol.22 No.2. 67-78 (1989)
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[Publications] 木村捨雄: "数学文章題に対する理解特性に基づく教材特性構造-教材デ-タベ-ス構築における数学的物語文法の活用の試み-" 日本科学教育学会 年会論文集. No.13. 431-434 (1989)
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[Publications] 木村捨雄: "情報化対応の教育の本質を求めて:課題と視点-新しい教育評価観に基づく教育-" 日本科学教育学会 科教研報. Vol.5増刊号. 1-6 (1990)
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[Publications] 坂谷内勝: "確率概念の形成とその指導に関する研究" 全国統計教育研究協議会 統計教育研究. Vol.23 No.2. 75-81 (1990)