教科教育における授業リソ-スに関するデ-タベ-ス開発とその活用研究

1989 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 01410006
• Research Institution: Hyogo University of Teacher Education
• Principal Investigator: 岩田 一彦 兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (40020119)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 新井 勉 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (90143867) ; 藤井 徳行 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (40119483) ; 寺尾 健夫 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助手 (70217412) ; 中村 哲 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (40091813)
• Keywords: 教科教育 / 社会科教育 / デ-タベ-ス / 教材教具 / 学習指導案 / 教科書 / 授業記録

Research Abstract

本年度においては、国内外の社会科教育の授業実践に関連する教科書・学習指導案・教材教具・ビデオ授業記録の資料収集と収集した資料に関するデ-タベ-スを開発することを目的として、研究が遂行された。その結果、資料収集に関しては既有の資料を充実させることが出来た。例えば、教科書についてはアメリカ社会科の教科書を主として収集した。学習指導案については創刊号から1987年度までの『社会科教育』『歴史地理教育』の教育雑誌に掲載されている社会科学習指導案を収集した。教材教具についてはアメリカと日本における社会科学習ソフトプログラムを主として収集した。ビデオ授業記録については秋田大学・東京学芸大学・愛知教育大学・京都教育大学・大阪教育大学・広島大学・島根大学・佐賀大学などの附属小・中学校の協力を得て、社会科授業のビデオ記録を収集した。
これらの資料収集と並行して、資料デ-タ量の多い学習指導案(約3000事例)と教材教具(約600事例)に関するデ-タベ-スを、dBASE IIIのデ-タベ-スソフトを活用して開発した。なお、その研究成果に関しては、1989年10月に香川大学にて開催された日本教育方法学会にて共同研究として発表した。
このような本年度の研究経過を踏まえて、次年度には資料収集を継続するとともに学習指導案と教材教具に関するデ-タベ-スの再吟味と検索方法の簡略化を図ること、さらに他の種類のデ-タベ-ス開発及び蓄積したデ-タの活用研究に着手する予定である。