1990 Fiscal Year Annual Research Report
高度情報社会におけるテクノストレスと家族危機に関する研究
Project/Area Number |
01450032
|
Research Institution | Japanese Red Cross College of Nursing |
Principal Investigator |
島村 忠義 日本赤十字看護大学, 看護学部, 助教授 (20113293)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
馬場 茂樹 秋草学園短期大学, 福祉学科, 助教授
南野 知恵子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (70127273)
芦沢 正見 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (00077166)
内山 喜久雄 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (20015423)
|
Keywords | テクノストレス / テクノ依存症 / テクノ不安症 / VDT障害 / 家 |
Research Abstract |
本年度は、東京都内のコンピュ-タ会社のSE、プログラマ-、キ-パンチャ-等の職種を対象に、家族危機との関連からテクノ依存症、テクノ不安症、VDT障害について研究を進めている。 調査対象のサンプリング方法として、「ソフトウエア会社録」(1991年版)から大・中・小規模別に分類して調査を実施した。 調査の結果については今後の総合的な分析を必要とするが、幾つかの特徴点を述べると、 1.テクノ依存症との関係では、「仕事で時間の経過を忘れることがある」とVDT障害の「目の疲労」との影響力が強く、認められる。とりわけ、「目の疲労」に関する項目は、他のすべての要素と深い関連性が見られる。 2.SE、プログラマ-、キ-パンチャ-等の職種とテクノ依存症の関連を若干述べると、「仕事に完ぺき性を求める傾向」では、SE、プログラマ-より、キ-パンチャ-にその割合が高いことであった。「仕事で時間の経過を忘れることがある」では、プログラマ-が最も高い割合を示している。企業規模別の分析については、次年度、総合的に研究する。 3.家族危機との関連でテクノ依存症や不安症、VDT障害等を分析すると、家族資源の高さと関係が深いように思われる。
|
Research Products
(1 results)