1989 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01460050
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
平原 和郎 京都大学, 防災研究所, 助手 (40165197)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木崎 甲子郎 琉球大学, 理学部, 教授 (20000797)
中村 佳重郎 京都大学, 理学部, 助手 (20135510)
安藤 雅孝 京都大学, 防災研究所, 助教授 (80027292)
田中 寅史 京都大学, 防災研究所, 教授 (40027222)
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Keywords | GPS / プレ-ト運動 / フィリピン海プレ-ト / ユ-ラシアプレ-ト |
Research Abstract |
1.GPS衛生その他の観測情報の収集・GPS観測の精度及び最適観測時間帯の検討を行う為、近畿地方周辺で頻繁にGPS観測を行い、常時最新のGPS情報を得ていた。 2.1989年9月に南西諸島に出かけ、南大東島・沖縄・奄美大島の3GPS観測点の調査を行い、観測点を設定した。 3.1990年1月22日〜28日の1週間、本計画での初年度のGPS観測を実施した。観測時間は午前4時から午後5時の13時間である。本計画での基本観測点は、観測を実施した観測点は南大東島・沖縄・奄美大島・父島・宮崎・下里・宇治・高知・弥生の9点である。そのほかに呼掛に応じて観測を行った観測点は、硫黄島・阿蘇・札幌・台湾(2点)の5点である。受信機はINIMAC2816,WM102,TRIMBLE400SDの3機種を使用した。多くの観測点で観測を行ったため、全点で観測が順調であったというわけではないが、まずまず解析の使用できるデ-タ-を取得できた。 4.上記デ-タ-の予備的な解析を行ったところ、本計画の継続期間内にフィリピン海プレ-トとユ-ラシアプレ-トの相対運動を検出できる可能性を確かめることができた。例えば南大東島-沖縄-奄美大島の3基線について言えば、各基線長は300〜350kmあるが、1週間の観測期間中の基線長の決定の再現性が5cm程度あった。この地域での期待されるプレ-トの相対運動は6cm/年であるので、来年度・再来年度と観測を繰り返すことにより、プレ-ト運動を検出することができよう。
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Research Products
(1 results)