1989 Fiscal Year Annual Research Report
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01460173
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| Research Institution | Saitama University |
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Principal Investigator |
町田 篤彦 埼玉大学, 工学部, 教授 (50008869)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
GUNATILAKA D 埼玉大学, 工学部, 助手 (80211225)
睦好 宏史 埼玉大学, 工学部, 助教授 (60134334)
渡辺 啓行 埼玉大学, 工学部, 教授 (90159244)
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| Keywords | 地震応答解析 / 鉄筋コンクリ-ト / 応力ーひずみ関係 / 復元力モデル |
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| Research Abstract |
地震時における鉄筋コンクリ-ト構造物の応答性状を解析により求める場合、一般には構造物を質点に置換し、各層の学元力モデルを実験に基づいて定め、応答解析により求める手法が用いられてきた。しかし、この方法では、構造物の損傷がどこに集中し、それがどの程度であるのかを詳細に求めることができなかった。本研究では、復元力モデルを用いることなく、構造物の応答解析を行う手法を提案し、その妥当性について検討した。その結果、以下に述べることが明らかとなった。
1.繰返し荷重下におけるコンクリ-トおよび鉄筋の応力ーひずみ関係を忠実にモデル化し、繰返し曲げモ-メントを受ける鉄筋コンクリ-ト部材の、モ-メントー曲率関係を求めるプログラムを作成した。次に、これを非線影応答解析の中に組込む手法を提案した。この場合、鉄筋コンクリ-ト部材の頂部の変位は、曲率を材軸に沿って積分することによって求めた。
2.上で述べた新しい応答解析手法を用いて、正弦波入力の地震応答解析を行い、その結果を従来の復元力モデルを仮定した応答解析結果と比較した。その結果、提案した解析手法から求まる応答変位は、従来の解析手法から求まるものより幾分大きな値となるが、周期、復元力特性において良い一致がみられ,本手法の妥当性が示された。今後は、地震波を入力して応答性状を比較検討し、さらに精度のよい応答解析手法を開発していく予定である。
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Research Products
(1 results)
