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1989 Fiscal Year Annual Research Report

自己血輸血適応拡大に関する研究

Research Project

Project/Area Number 01480380
Research InstitutionKawasaki Medical School

Principal Investigator

高折 益彦  川崎医科大学, 麻酔科学教室, 教授 (30068978)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 難波 正義  川崎医科大学, 実験病理学教室, 助教授 (80069004)
吉田 仁  川崎医科大学, 麻酔科学教室, 助手 (20182777)
大隅 昭幸  川崎医科大学, 麻酔科学教室, 講師 (90140532)
藤田 喜久  川崎医科大学, 麻酔科学教室, 助教授 (10144263)
Keywords回収式自己血輸血 / エ-ルリッヒ腹水癌 / マイトマイシンC / 悪性新生物
Research Abstract

ddYマウスの腹腔内にて増殖させたエ-リルッヒ腹水癌(以下EA癌)細胞を採取し、これを6分割し、そのそれぞれに、0、12.5、25.0、50、100、200μg/mlの濃度になるようにマイトマシンC(以下MMC)を添加した。そして上記のMMC添加、各濃度について、材料を5、10、15、20分間のMMCの曝露群に4分割した。これら24組のMMC曝露群については、いずれもそれぞれにEA癌細胞が10^6個含まれるように調整した。そして所定のMMC曝露後、細胞を生理食塩水にて洗浄し、0.5mlの生理食塩水浮遊液として正常4週期マウス腹腔内に注入し、3カ月間の観察を行った。同一の実験条件の操作を、それぞれの曝露条件について9回繰り返した。その結果200μg/ml MMC、15、20分の曝露条件では全く癌細胞の生着がみとめられなかった。しかしそれ以外の曝露条件では一部に、あるいは全実験動物に生着がみとめられた。このMMC200μg/ml、曝露時間15分という条件はEA癌細胞への殺傷効果において統計的に58%の信頼度で95%殺傷と判定された。そこで、同一条件の実験を60回、追加、施行した。その結果、やはりEA癌細胞の正常マウスへの生着は認められなかった。以上のことより、EA細胞のMMC200μg/ml、15分間の曝露は信頼度95%をもって95%の確率で生着を阻止する最低濃度であるとの結果を得た。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 福井明,高折益彦: "回収式自己血輸血の改良点" 日本輸血学会雑誌. 35. 717-720 (1989)

  • [Publications] 福井明、遠藤恵美子、木村健一,吉田仁,高折益彦: "回収式自己血輸血における悪性腫瘍細胞除去に関する研究" 自己血輸血. 2(2). 50-54 (1989)

URL: 

Published: 1993-03-26   Modified: 2016-04-21  

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