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1989 Fiscal Year Annual Research Report

二光子相関の量子効果とその応用

Research Project

Project/Area Number 01540291
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

松岡 正浩  東京大学, 物性研究所, 教授 (10013476)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 馬場 基芳  東京大学, 物性研究所, 教務職員 (60159077)
久我 隆弘  東京大学, 物性研究所, 助手 (60195419)
Keywords二光子相関 / 光子の同時計数 / 光のパルス幅測定
Research Abstract

二個の光子の量子論的干渉現象として、次のようなことが最近知られるようになった。すなわち、50対50のビ-ムスプリッタ-(BS)の両側から光子が1個ずつ同時に入射するとき、BSの両側に1個ずつ光子が出射することはなく、必ず片側に2個、他の側に0個となる。そのため光子の到着時刻をBSの位置を変えてずらして行くと、BSの両側の光子の同時計数にはディップを生ずる。
この光源の二光子状態としては通常クォック状態11,1>を用いるが、我々はレ-ザ-光からのコヒ-レント状態を弱くした状態12>を用いる場合を考察した。その結果、上記の干渉効果は確かに生ずるが、互いの光子のコヒ-レンスを打ち消しておかないとディップが見えないことがわかった。このビ-トを打ち消すランダム変調器を設けた干渉計を作り同時計数測定を行ったところ、予想通りディップが観測された。しかし、このディップの幅が何によって決まるかは自明でない。すなわち、フ-リエ限界のパルスの場合にはそれはパルス幅に一致すると予想されるが、そうでない場合には、パルス幅と位相のコヒ-レンス時間のどちらで決まるかを明らかにしなければならない。解析の結果、両者が混合した状態で現れ、これらを区別して測定できないことがわかった。現在、このことを実験的に確かめるため、パルス幅とコヒ-レンス時間を種々に変えた光源について測定も続行中である。
次のステップとしては、計画書の目的である短い寿命をもつ蛍光を光源とした測定を行う予定である。

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Published: 1993-03-26   Modified: 2016-04-21  

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