1989 Fiscal Year Annual Research Report
一次元プロセッサアレイ型デ-タ・ベ-スマシンの研究
Project/Area Number |
01550288
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
金田 悠紀夫 神戸大学, 工学部, 教授 (80107979)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 秀雄 神戸大学, 工学部, 講師 (50183950)
田村 直之 神戸大学, 工学部, 講師 (60207248)
前川 禎男 神戸大学, 工学部, 教授 (20031057)
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Keywords | デ-タ・ベ-スマシン / プロセッサアレイ / 知識ベ-ス / 関係ベ-タ・ベ-ス |
Research Abstract |
本年度はハ-ドウェアに関する研究、ソフトウェアに関する研究、性能評価に関する研究を申請書の計画に沿って進めた。ハ-ドウェアに関する研究に於いては、ア-キテクチャの研究を進め一次元プロセッサアレイの構成とその上で実現するネットワ-ク仮想メモリの実現方式を開発した。本方式はネットワ-ク上のプロセッサに一様なアドレス空間を提供する優れた方式でオペレ-ティングシステムの実現、デ-タベ-スシステム開発を容易にする。ハ-ドウェア開発では論理設計、プリント基板設計を終え製作を行っている。プロセッサ間の高速通信を実現するストリ-トコントロ-ラはコプロセッサのかたちで実現を計る。ソフトウェアの研究に於いては並列デ-タベ-ス処理の基本となるデ-タの検索、挿入、範囲検索などを効率よく実現するアルゴリズムを研究し並列B木法を開発し、汎用並列コンピュ-タ上で実現し高い効率が得られることを確認した。またネットワ-ク仮想メモリの効率を予測するためにシミュレ-ションに取り組んだ。シミュレ-タをGPSSで開発し、実機のデ-タをパラメ-タとして与えて評価し、本ネットワ-ク仮想メモリが効率のよいデ-タベ-スマシン実現を可能にすることを確認した。本研究の成果の一部は情報処理学会の計算機ア-キテクチャ研究会で発表している。
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