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1989 Fiscal Year Annual Research Report

高速道路周辺における自動車排出ガスの汚染度の推定に関する研究

Research Project

Project/Area Number 01570311
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

西田 薫  京都大学, 工学部, 助手 (00026105)

Keywords大気汚染 / 自動車排出ガス / 高速道路 / 風洞実験 / プル-ム式 / 汚染濃度 / 環境アセスメント
Research Abstract

本研究は、道路周辺における自動車排出ガスの汚染度の実態を明らかにし、道路周辺の濃度予測式を提唱し、高速道路に関する都市計画、アセスメント手法に関する基礎的な知見を得ることを目的として実施されたものである。当該年度で得られた研究成果は、以下のとおりである。
1.道路の両側に種々の高さの建物を設置した道路模型を試作した。自動車排出ガスを想定したトレ-サ-ガスの発生状態は良好であった。
2.有風時の場合には、風速の変化による濃度変化は、濃度を無次元化(CUH/q)することによって補正することが可能である。ここで、Cは濃度、Uは風速、Hは建物高さ、qは道路の単位長さ、単位時間あたりの自動車排出ガスの発生量である。
3.風が道路に平行に吹く場合、風洞実験において約4mで濃度が平衡状態に達し、道路周辺における平衡濃度と、建物高さと道路幅の比(H/W)との間に良好な関係が得られた。
4.道路に直角方向に風が吹く場合、従来のプル-ム式で鉛直方向の拡散パラメ-タ(σ_z)をZmとすれば、道路周辺における平均的な汚染濃度が得られる。
5.風洞実験によって自動車排出ガスの汚染濃度を予測する場合、もっとも問題となるのは現地との相似性である。本研究では、風洞実戦の測定結果を現地の実測値とを無次元濃度によって対比し、この比較から実験式を求めた。

URL: 

Published: 1993-03-26   Modified: 2016-04-21  

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