1989 Fiscal Year Annual Research Report
21世紀に向けての女性の生涯スポ-ツに関する研究-女性の日常生活及びスポ-ツ活動・意識の実態調査に基づいて-
Project/Area Number |
01580107
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Research Institution | Fukushima University |
Principal Investigator |
新谷 崇一 福島大学, 行政社会学部, 助教授 (90103150)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉山 進 お茶の水女子大学, 文教育学部, 講師 (30111438)
黒須 充 福島大学, 教育学部, 講師 (50170121)
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Keywords | 生涯スポ-ツ / 女性 |
Research Abstract |
1.はじめに 科研費交付の決定が10月末のため、大幅な予定変更が余儀なくされた。その結果、平成元年度は予備調査と本調査用のアンケ-ト項目の作成と配布までとなった。 2.予備調査より得られた主な知見等 (1)対象者:高校生95名、短大生48名、大学生58名 (2)対象者自身と家族について得られた主な事項 【○!1】子供に対するしつけでは、父親は厳しくなく、母親は厳しいという差がみられた。【○!2】子供の時、親との遊びにおいては、母親との遊びが主であった。【○!3】対象者の自由時間の過ごし方で、平日はテレビ、休日はショッピングという結果が得られた。 (3)健康、運動、スポ-ツについて得られた主な事項 【○!1】クラブ所属の経験において、中学校時代のクラブ所属率(一時加入も含む)は約80%、高校時代は約40%と、その所属率の激減が目だった。【○!2】運動不足、運動習慣の不足を感じる者は80%を越し、運動をしたいと感じている者は90%に達する。しかし、スポ-ツ時間の不足を感じる者は60%以上であり、スポ-ツに対する積極的な姿勢の不足を感じている者は70%にも達し、気持ちと行動に顕緒な差がみられた。 (4)スポ-ツの将来性について得られた主な事項 【○!1】将来、女性がスポ-ツをしていくには夫や家族の協力が必要であると考えている者が多数を占めた。
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