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1989 Fiscal Year Annual Research Report

スポ-ツにおけるメディカルチェックとそのフィ-ドバックに関する研究

Research Project

Project/Area Number 01580109
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

栃堀 申二  筑波大学, 体育科学系, 教授 (30015804)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 河野 一郎  筑波大学, 体育科学系, 助教授 (00132994)
松田 光生  筑波大学, 体育科学系, 教授 (20110702)
芳賀 修光  筑波大学, 体育科学系, 助教授 (80093102)
笠原 成元  筑波大学, 体育科学系, 教授 (40080494)
林 浩一郎  筑波大学, 臨床医学系, 教授 (80010172)
Keywordsメディカルチェック / フィ-ドバック・システム / コンディショニング / 身体活動度 / 摂取カロリ- / 運動処方
Research Abstract

1.競技スポ-ツにおいては球技系競技と陸上競技を中心にシ-ズン前にメディカルチェックを施行した。その結果女子選手に貧血の頻度が高いことが判明したのでこの問題についてフィ-ドバックを実行するシステムを検討し試行した。スポ-ツドクタ-から選手自身へのフィ-ドバックとスポ-ツドクタ-からコ-チへのフィ-ドバックの2方向からなるフィ-ドバックシステムを構築し選手の健康管理と同時に競技力向上に役立つことを目指した。このメディカルチェックからフィ-ドバックシステムを利用した貧血への対応により、シ-ズン後のヘモグロビン濃度はほぼ全員正常化した。以上のことから、競技スポ-ツにおけるメディカルチェックとフィ-ドバックを有効なものとするためには選手、コ-チそしてスポ-ツドクタ-が協力して選手のコンディショニングをサポ-トすることがとりわけ重要であることが明らかとなった。
2.健康スポ-ツにおいては、応募した大学職員を対象にして、メディカルチェック、体力測定、食生活、身体活動度の調査を一定期間に3回行い、健康状態、生活様式、体力水準を評価した。その成績と、それに基づいて処方した生活・運動プログラムを各対象者に経時的にフィ-ドバックした。その結果、次のような効果が認められた。1)身体活動度は、始めは不充分であったが、2回目の評価では充分なレベルに到達し、3回目にはさらに増加した。2)摂取カロリ-量と、そのうちの脂肪摂取による割合が減少する傾向にあった。3)体力が増加する傾向にあった。4)3回目の評価が終わった時点で、対象者の多くは、健康状態と生活様式の問題点および適切な処方を知ることが、身体活動度と食生活を改善するうえに役立ったと感じていた。このように、健康状態および生活様式の評価と処方を経時的にフィ-ドバックして行った運動プログラミングは、健康の維持・増進の上に望ましい効果をもたらした。

URL: 

Published: 1993-03-26   Modified: 2016-04-21  

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