1991 Fiscal Year Annual Research Report
個人差(学習認知型)を重視した〔ビデオ〕と〔CG〕複合利用の教材研究
Project/Area Number |
01580288
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Research Institution | KANAGAWA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
小池 栄一 神奈川大学, 外国語学部, 教授 (90211226)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
末武 国弘 神奈川大学, 工学部, 非常勤講師
保崎 則雄 神奈川大学, 外国語学部, 助教授 (70221562)
渡辺 惠子 日本女子大学, 人関社会学部, 教授 (00000068)
松山 正男 神奈川大学, 外国語学部, 教授 (10016347)
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Keywords | 学習認知 / インタ-アクティブビデオ / コンピュ-タグラフィックス / 個人差 / 場独立・依存認知型 |
Research Abstract |
本年度は、動画像提示効果について、主に実験を行なった。91年2月のAECT(Association of Educational Communications & Technology)の年次大会(Orlando,Florida.;U.S.A.)での発表でインタ-アクティブビデオEFLレッスンにおける動画像の学習効果について報告したのを皮切りに、92年2月のAECT(Association of Educational Communications & Technology)の年次大会(Washington,D.C.;U.S.A.)での発表では、動画像を先行オルグとして提示し、その効果、反応を学習効果との関連でアンケ-ト形式で調査した。結果は肯定的で、今後CGでの効果も調査したいと考えている。認知個人差の測定に関しては、差がはっきりでないため、今年度当初より多少の修正が必要ではないのかという考えを持っている。そこで、今年はGEFT(Group Embedded Figures Test)を一旦離れて、習熟度から見た個人差に注目した。現在までに行なった心理テストでの結果で、日本人あるいは、アジア人と言っていいのかも知れないが、認知型の差が、西洋人であるアメリカ人ほど著しくでてこなかったためである。理由としては、去年までは、日本語のわかる被験者については、とくに日本語訳を付けずに説明のみを日本語で行なっていたのであるが、今年度からは日本語訳を問題用紙に張り付けて行なったせいか。 画像提示については、空間認識を必要とする学習内容に非言語コミュニケ-ションの一つである、体の動作、顔の表情を語学習得の課題でインタ-アクティブビデオ教材として制作実験を年度初めに行なった。その結果、事後テストで動画像の言語情報に対する優位性が確認された。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 小池 栄一,保崎 則雄: "インタ-アクティブビデオ利用の日本語学習教材開発" 教育工学関連学協会連合第3回全国大会講演論文集. 45-46 (1991)
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[Publications] KOIKE EIICHI,HOZAKI NORIO: "Development of Interactive Video Lesson in JASL Education" Association of Educational Communications & Technology: Presented at the Annual Convention,Washington,D.C.(1992)
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[Publications] HOZAKI NORIO: "THE EFFECTS OF ENGLISH AS A FOREIGN LANGUAGE INTERACTIVE VIDEO TUTORIALS" ICOMMET '91 PROCEEDINGS INTERNATIONAL CONFERENCE ON MULTIMEDIA IN EDUCATION AND TRAINING. 191-194 (1991)