1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01850130
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
鎌田 英治 北海道大学, 工学部, 教授 (50001996)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三森 敏司 釧路工業高等専門学校, 講師 (30123954)
大楽 隆男 釧路工業高等専門学校, 教授 (00042010)
村山 豊 恒和化学工業(株), 札幌工場, 技術担当
田畑 雅幸 北海道職業訓練短期大学校, 教官 (20002024)
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Keywords | 仕上塗材 / 寒冷特期の施工 / 施工仕様 |
Research Abstract |
平成2年度は、札幌市および釧路市の塗装専門業者を対象としたアンケ-ト調査を実施し、仕上塗材に生ずる欠陥の状況、寒冷時期の施工状況、またこれらに対する意現を得た。これらの結果は以下のようである。 1)仕上塗材ではリシンが減少し、吹付タイルが増加するなど、高級化が進み、また多様化も進行している。 2)現行の仕様書の温度限界以下となる11月から4月までの寒冷時期の工事量は全体の1/4を上まわっており、特に向寒期の実績が多い。しかし、温度に対する実際の配慮は十分とはいえないようである。 3)寒冷時期の施工ではシ-トで覆い、内部を採暖する例が着実に増加しているものの、厳寒期ともいえる1月を除いて無養生での施工例も見られる。 4)欠陥の発生原因として施工時の温湿度条件の不良、結露や凍結による障害を指摘するものが多い。 これらの成果と、薄付仕上塗材(リシン)および複層仕上塗材(吹付タイル)に関する実験室実験および下地に関する現場の状況と実験室実験の結果をとりまとめ、さらに、寒令時期の気象条件の特徴をふまえて寒冷時期の仕上塗工事の要領を提案した。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 大楽 隆男: "寒冷地の外装仕上塗工事に関する調査(その1.調査の概要)" 日本建築仕上学会1991年大会学術講演会 研究発表論文集。. PP4 (1991)
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[Publications] 鈴木 文子: "寒冷地の外装仕上塗工事に関する調査(その2.欠陥について)" 日本建築仕上学会1991年大会学術講演会 研究発表論文集. PP4 (1991)
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[Publications] 三森 敏司: "寒冷地の外装仕上塗工事に関する調査(その3.寒冷期施工について」" 日本建築仕上学会1991年大会学術講演会 研究発表論文集. PP4 (1991)