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1990 Fiscal Year Annual Research Report

東南アジアにおける植物寄生性微小節足動物の生態進化に関する研究

Research Project

Project/Area Number 02041005
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

高木 貞夫  北海道大学, 農学部, 教授 (70001427)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) TAN Man Wah  マレイシア森林研究所, 研究員
CHEY Vun Khe  サバ森林研究センター, 研究室長
KHOO Soo Ghe  マラヤ大学, 動物学部, 教授
THO Yow pong  マレイシア森林研究所, 環境科学部, 部長
上遠野 冨士夫  千葉県農業試験場, 研究員
斎藤 裕  北海道大学, 豊学部, 助手 (20142698)
久万田 敏夫  北海道大学, 農学部, 助教授 (50001425)
森 樊須  北海道大学, 農学部, 教授 (10001398)
笹川 満廣  京都府立大学, 名誉教授 (20046410)
Keywords植物密着寄生性昆虫 / カイガラムシ類 / ハモグリガ類 / アザミウマ類 / 昆虫分類学 / マレイ半島 / フアウナ / 寄主植物
Research Abstract

調査はマライ半島東海岸に沿って点在する保存植生と、その間にある果樹園その他の人為植生を対象として行った。この結果、カプ-ル林、ヒ-ス林など東海岸特有の植生を加えて多種多様な植物からこれに密着寄生している昆虫類を採集した。材料は現在なお標本に製作中であり、詳細については今後の研究にまたなければならないが、従来の調査では得られていない多数の種が採集されているのは確実である。
カイガラムシ類。1種の植物から同時に採集された材料を1点とかぞえて、総計605点のカイガラムシを得た。採集された種の数は300〜400と推定される。多くは実生または若木から発見されており、成木の樹冠部からは採集する機会がなかった。しかし、鬱閉した保存植生では林床のフアウナが樹冠部のフアウナをかなりの程度に反映していると考えられるので、今回得られた材料は東海岸のカイガラムシ相を代表するものとみなせる。
ハモグリガ類。486点の飼育サンプルが採集され、その少なからざるものが寄生昆虫におかされて飼育に失敗しているにもかかわらず、約1000頭の成虫が羽化し、標本として固定された。これらは5科73種以上に属する。このなかには分類・分布上極めて興味深いものが含まれているのみならず、寄主植物についても新規に得られたものが少なくない。
アザミウマ類。約50種の植物の葉または花、および枯葉・枯枝から材料を採集した。この材料は2亜目、2科、4亜科約60種を含む。個体数は一般に少なかったが、これはおそらく季節のせいである。しかしマメ科その他の植物の花からは豊富な材料が得られている。

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Published: 1993-08-11   Modified: 2016-04-21  

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