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1990 Fiscal Year Annual Research Report

タンガニイカ湖の魚類を中心とする個体群生態学的研究

Research Project

Project/Area Number 02041058
Research InstitutionNara Women's University

Principal Investigator

名越 誠  奈良女子大学, 理学部, 教授 (40024822)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) ピアス M.J.  ザンビア水産研究所, タンガニイカ湖支所, 所長
ガシャガザ M.  ザイール自然科学研究センター, ウビラ研究所, 研究主任
木村 清志  三重大学, 生物資源学部, 助教授 (00115700)
成田 哲也  京都大学, 理学部, 助手 (40025440)
神田 猛  宮崎大学, 農学部, 助教授 (80183292)
仲谷 一宏  北海道大学, 水産学部, 助教授 (00002353)
川那部 浩哉  京都大学, 理学部, 教授 (60025286)
Keywordsタンガニイカ湖 / カワスズメ科 / ニシン科 / 繁殖行動 / 保護様式 / 社会行動
Research Abstract

本研究はザイ-ルおよびザンビア国のタンガニイカ湖沿岸水域で行われた。
ザイ-ル国では,仲谷はタンガニイカ湖北西部の魚類相を分類学的に詳細な再検討を行い,109種を同定した。しかし,数種の未確認種を含む多数の標本について国内で今後さらに検討する予定である。神田は,カワスズメ科魚類の繁殖生態および社会行動を潜水観察し,卵・仔稚魚の保護期間中における両親の役割分担とその時間的変化を明らかにした。雌親は卵・仔魚期に主に保護するが,稚魚期には雄親が主に保護することを明らかにしている。成田は,沿岸域のエビ類の分布について研究し,水深5〜15mのところに多く分布すること,新月時に湖底からの浮上が多くなり,満月時に少ないこと,および水深5〜15mの岩礁部にはCaridella属が優占し,それ以深ではLimnocaridina属が優占することを明らかにしている。
ザンビア国では,本村はタンガニイカ湖南部のにシン科魚類2種について耳石の日周輪の観察から,Stolothrissa tanganicaeの最大体長(尾叉長)が12cm,寿命は約1年であること,Limnothrissa miodonの雌では18cm,雄では16cm,寿命は2年余であることを明らかにしている。また,カワスズメ科,アカメ科などについても同様な年令解析を行っている。研究協力者の狩野は,カワスズメ科の魚類で草食性のNeolamprolagus mooriiの産卵様式や卵・仔稚兼の保護行動などを潜水観察し,仔稚魚の保護における雌親と雄親の役割分担がペアによって異なることを明らかにしている。

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Published: 1993-08-11   Modified: 2016-04-21  

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