1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02044058
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Research Institution | Otemae University |
Principal Investigator |
秋山 進午 大手前女子大学, 文学部, 教授 (00126484)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
許 明鋼 旅順博物館, 調査研究員
孫 守道 遼寧省文物考古研究所, 副所長
蘇 小幸 旅順博物館, 副館長
郭 大順 遼寧省文物考古研究所, 所長
広川 守 財団法人泉屋博古館, 学芸員
西村 康 奈良国立文化財研究所, 埋蔵文化財センター (80000488)
伊東 太作 奈良国立文化財研究所, 埋蔵文化財センター (20000482)
澄田 正一 愛知学院大学, 文学部, 教授
谷 豊信 東京国立博物館, 東洋課, 文部技官 (70171824)
大貫 靜夫 東京大学, 文学部, 助手 (70169184)
宇野 隆夫 富山大学, 人文学部, 助教授 (70115799)
宮本 一夫 愛媛大学, 法文学部, 助教授 (60174207)
岡村 秀典 九州大学, 文学部, 助教授 (20183246)
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Keywords | 東北アジア / 古代文明 / 考古学的研究 / 紅山文化 / 夏家店下層文化 / 黄河文明 / 新石器時代 / 青銅器時代 |
Research Abstract |
1、研究チ-ムの派遣は平成2年10月10〜31日に行なった。当初計画したのは遼東半島の先端近くの四平山積石塚群の測量調査であった。しかしこの地域は旅順の軍港に近いため、天安門事件以降、立ち入りが制限され、調査を見送らざるをえなかったのは誠に残念である。 しかし、それに代わって、遼西地方における重要遺跡の、凌源県三官甸子城子山の考古測量調査を行なうことが出来た。 2、朝陽市博物館および遼寧省博物館において、測量調査をおこなった城子山遺跡の出土資料を始め、紅山文化〜夏家店下層文化の、各種出土資料の実測調査を行なうことが出来た。同時に、資料を前にして日中研究者同志が真摯に意見を交換することが出来た。 3、中国側研究者の招聘は平成3年3月2〜24日に行なった。九州、関西、関東各地の考古遺跡、博物館を訪れて見学を行なうと共に、今度は日本所在の、中国及び朝鮮半島出土遺物を前にして、共同で討議を行なうことが出来た。 4、一行の来日中、九州大学文学部および京都市泉屋博古館において講演会を開催し、研究者のみならず、一般の方々に、最新の研究情報を知ってもらうことが出来た。
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