1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02044083
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
人見 滋樹 京都大学, 胸部疾患研究所, 教授 (80173186)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
COOPER J.D ワシントン大学(St. Louis), 教授
BORST H ハノーバー医科大学, 教授
PATTERSON G. トロント大学, 助教授
PEARSON F.G トロント大学, 教授
青木 稔 京都大学胸部疾患研究所, 講師 (90175737)
和田 洋巳 京都大学胸部疾患研究所, 助教授 (90167205)
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Keywords | 肺移植, / 気管支吻合部治癒, / 肺移植免疫抑制, / 肺移植臨床成績, |
Research Abstract |
1990年、共同研究者の青木稔がハノ-バ-医科大学より帰国し、代わって、乾健二が共同研究に出発した。両名により、豚肺移植の気管支吻合部治癒機転が、我々の開発したLDV(Laser Doppler Velocimetry)法を用いて検討され、プロスタグランデイン12が有効であることが明らかになり、臨床的に使用されている。今年は乾健二と交替して、高橋豊が滞在研究する予定である。彼は引き続き、やはり我々が日本で検討しJ Thorac Cardiovas Surg(JTCS)に掲載予定の、FK506の免疫抑制につきLDV法で検討する予定である。トロントには1990年、平井隆が出発し、現在犬肺移植においてFK506の大量投与による免疫寛容(トレランス)の検討を行なっている。1991年には長谷川誠紀がセントルイスに出かけ、2年間の予定で肺移植時の肺組織障害を検討する予定である。現在当教室ではFK506と他剤の併用効果を検討中で、良好な感触を得ている。また、肺組織障害はラットの系を用いて、検討する準備ができつつある。 臨床肺移植の現況を世界的に総括する目的で,1990年12月に京都において,肺移植セミナ-を行なった(添付別冊参照)。肺移植臨床例は世界的には約450例に及び、ここ2年間で300例が行なわれた。セントルイスの報告では、両肺移植は右肺移植を行ない、次いで左を行なうsequential bilateral transplantsが良好な成績を示た。トロントからは、吻合部治癒にはテレスコ-プ吻合が良いとのことであった。ハノ-バ-からは術前よりドナ-、レシピエントともにプロスタグランデイン12を投与することで吻合部治癒が良好であったと報告があった。これらの報告をまとめたのが添付されている。今後具体的に臨床肺移植の手術手技、免疫抑制、感染防御についての問題点を解決していく。学会報告、紙上報告は業績のところに記している。
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Research Products
(15 results)
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[Publications] H,Yokomise、H,Wada、K,Inui、F,Yamazaki、M,Lee、M,Aoki、S,Hitomi: "Application of Laser Doppler Velocimetry to Lung Transplantation" Transplantation. 48. 550-554 (1989)
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[Publications] 青木 稔、人見 滋樹、和田 洋巳、乾 健二、山崎 文郎、横見瀬 裕保、李 民実、平井 隆、長谷川 誠紀: "犬同肺移植におけるFKー506の免疫抑制効果ー病理組織学的検討を中心にー" 京大胸部研紀要. 22. 65-72 (1989)
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[Publications] 和田 洋巳: "最長5年を超えた肺移植の現況" Modern Medicine. 8. 151- (1989)
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[Publications] 和田 洋巳: "肺移植の世界の現況と臨床応用" ブレンナ-シング. 5. 51-55 (1989)
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[Publications] 和田 洋巳: "学会レポ-トー前向きに検討された肺移植ー" Modern Medicine. 8. 151- (1989)
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[Publications] 和田 洋巳: "世界の肺移植の現況" 日本医事新報. 3393. 129- (1989)
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[Publications] F,YaMazaki、H,Wada、M,Aoki,K,Inui、S,Hitomi: "An Evaluation of the Toleranceof the Autotransplaned Canine Lung against Warm Ischemia" Jap.J.Surg.19. 326-333 (1989)
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[Publications] 和田 洋巳、人見 滋樹、横見瀬 裕保、乾 健二、平井 隆、長谷川 誠紀、室垣 太郎: "肺移植" 外科治療. 63. (1990)
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[Publications] F,Yamazaki、H,Yokomise、S,H,Keshavuee、A,S,Slutsky、G,A,Patterson: "The Superiority of an Extracelluar Fluid Solution over EuroーCollins for Pulmonary Preservation" Transplantation. 49. 690-694 (1990)
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[Publications] H,Yokomise、T,Ueno、F,Yamazaki、S,H,Keshavjee、A,S,Slutsky、G,A,Patterson: "The Effect and Optimal Time of Administatration of Verapamil on Lung Transplantation" Transplantation. 49. 1039-1403 (1990)
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[Publications] T,Hirai H,Wada、S,Hasegawa et al: "The Immunosuppressive Effect by FK506 in Canine Lung Transplantation" J.Thorac.Cardiovasc Surgery. (1991)
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[Publications] K,Inui、H,Wada、H,Yokomise、M,Lee、F,Yamazaki、M,Aoki、S,Hitomi: "Evaluation of Bronchial Anastomosis by Laser Doppler Velocimetry" THE JOURNAL OF THORACIC AND CARDIOVASCULARSURGERY. 99. 614-619 (1991)
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[Publications] 和田 洋巳、横見瀬 裕保: "肺・心肺保存" 臨床胸部外科学会. (1991)
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[Publications] H,yokomise、P.F.G.Cordoso、H,Kato、S.H.Keshavjee、H.Wada、A.S.Slutsky、G.A.Patterson: "The effect of pulmonary arterial flow and positive endーexpiratory pressure retrograde bronchial mucosal blood flow" The Journal of Thoracic and Cardiovascular Surgery. 101. 202-208 (1991)
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[Publications] 京都大学胸部疾患研究所 胸部外科: "1990ー肺移植ー世界の現況(第1回 京都肺移植セミナ-)" 京都大学胸部疾患研究所 胸部外科, 1-33 (1991)