1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02045007
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
鈴木 芳夫 筑波大学, 農林学系, 教授 (50015640)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SURAWIT Wann カセサート大学, 農学部, 講師
PAIRAT Teera カセサート大学, 農学部, 講師
KASEM Piluek カセサート大学, 農学部, 講師
CHAIRERG Sag カセサート大学, 農学部, 助教授
KAWIT Wanich カセサート大学, 農学部, 講師
SURANANT Sab カセサート大学, 農学部, 教授
渡部 弘 筑波大学, 農林学系, 講師 (70015676)
池田 英男 筑波大学, 農林学系, 助教授 (00081547)
福島 正幸 筑波大学, 農林学系, 講師 (50015806)
弦間 洋 筑波大学, 農林学系, 教授 (70094406)
上田 尭夫 筑波大学, 農林学系, 教授 (70015650)
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Keywords | 園芸作物 / 比較環境 / 落葉果樹 / 常緑果樹 / 養液栽培 / 温帯性花卉 / ウニコナゾ-ル / 熱帯 |
Research Abstract |
本年度当初の計画によれば、大学間の交流を相互に1回ずつとしたが、タイ国側は材料収集などの事情で2回(9月末と1月末)に分割した。9月に来日したタイ側研究者(1名)は花卉についての日本での研究・栽培情況の実態を把握し、これにもとづいた研究をタイ国で実施することになった。また、1月に来日したタイ側研究者(2名)は温帯落葉果樹並びにハウス及び露地栽培野菜の研究・栽培情況の実態を把握する(茨城、栃木、千葉)とともに常緑果樹栽培・研究情況についても交流(佐賀、熊本)した。 日本側は11月に3名が訪タイしたが、タイ側の研究・栽培情況を果樹及び野菜を中心に把握し、併せて試料の収集及び研究計画実施の打ち合せを行った。さらに、この訪タイにおいて、単に果樹、野菜及び花卉など個々の作物の生理、生態的解析の重要性もさりながら、熱帯地域における混作、間作(いずれも果樹と野菜、果樹同士)などの重要性が認識され、この問題の比較環境学的な意義や理解について深化される必要が認識され、今後とも両国で積極的に取り組むべき課題であろうと推察された。 11月及び1月の相互交流において、昨年度及び今年度の研究成果などをもとに、両国研究者の集う小シンポジウムを来年度8月末にカセサ-ト大学農学部(カンペンセ-ン分校)において開催することに合意に達し、その細目が打ち合せられた。この小シンポジウムにおいては、果樹(相互地域での休眠・花成生理)、野菜(高温下で省エネルギ-の的な水耕法)、花卉(相互地域での温帯性花卉類の花成誘導・発育に関する温度制御法、化学物質処理法)で得られた成果の深化をはかると同時に、比較環境学的研究の有効性について検討するための討論素材を論議する予定であり、本研究の目的達成のための成果が期待されている。
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