1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02301101
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Research Institution | Koriyama Women's University |
Principal Investigator |
岩崎 芳枝 郡山女子大学, 家政学部, 教授 (40014659)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 翠 日本女子大学, 家政学部, 教授 (70060598)
上野 勝代 京都府立大学, 生活科学部, 助教授 (90046508)
三吉 満智子 文化女子大学, 家政学部, 教授 (30060809)
高宮 和彦 共立女子大学, 家政学部, 教授 (40086723)
成瀬 信子 文化女子大学, 家政学部, 教授 (70060811)
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Keywords | 消費者問題 / 消費者教育 / 消費者心理 / 表示 / 広告 / 購買行動 / 製造年月日表示 / HEIB(ヒ-ブ) |
Research Abstract |
<消費者問題関係>___ー 1988,89年の朝日・日経新聞の消費者問題関連表示と広告を集め、デ-タベ-ス化して家政学からみた問題点をまとめ、表示や広告に対する知識や価値判断の教育、科学的解析に基づく情報提供などが必要なことを指摘した。<食生活関係>___ー 全国の65消費者センタ-の消費者向け資料を収集し、また各種食品の表示の市場調査を行い、表示の不統一、製造年月日に対する消費者の対応などを明らかにした。<衣生活関係>___ー 乳幼児衣服、紙おむつ、既製和服の表示及び着用実態についてのアンケ-ト調査を行い、また、試買テストを行った。さらに、繊維製品の組成表示、取扱い表示についても同様に調査し、表示の活用上、改善すべき具体的な提案を得た。また、市販品の収縮をJIS法によって試験し、表示以上に高い収縮率を示すものがあることがわかった。<住生活関係>___ー 住宅関連表示に関して、関連機関に寄せられているトラブル件数はあまり多くはないが、その原因には現行基準の不足や内容の不充分さがあげられることを明らかにした。<児童関係>___ー マタニティ誌と育児雑誌の広告の分析を行い、広告が全紙面に占める割合は、前者30.1%、後者42.4%で内容は出産準備品と育児用品のリ-ス、衣類などの通信販売、食事関係が多いことを明らかにした。<家庭経営関係>___ー 預貯金・信託・保険その他の金融商品の文書による表示を検討し、内容の不足、表示文字の不明瞭、文言の不適切やまぎらわしさが多いことなどを指摘した。<消費者心理関係>___ー 表示が高齢者に及ぼす消費者心理、外国製品の表示と購買行動についてアンケ-ト調査を行い、前者では図形の形状、大きさ、色彩上の問題点、後者では国産・外国製品の商品イメ-ジ、ラベル表示に対する意識や意見を分析した。<消費者教育関係>___ー 企業における表示作成業務とヒ-ブとのかかわりを調査し、ヒ-ブの表示作成への参画によってトラブルを減少できるであろうことを明らかにした。
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