1990 Fiscal Year Annual Research Report
舶用レ-ダ-による波浪および海面状況の解析に関する研究
Project/Area Number |
02302035
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Research Institution | 神戸商船大学 |
Principal Investigator |
井上 篤次郎 神戸商船大学, 商船学部, 教授 (00031435)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 健 神戸商船大学, 商船学部, 助教授
香西 克俊 神戸商船大学, 商船学部, 助教授
三好 雄一 神戸商船大学, 商船学部, 教授
石田 廣史 神戸商船大学, 商船学部, 助教授
細田 龍介 大阪府立大学, 工学部, 教授 (30081392)
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Keywords | レ-ダ- / 波浪解析 / 散乱特性 |
Research Abstract |
淡路島の西淡町にある神戸商船大学海洋実習場の塔屋に舶用レ-ダ-を平成2年11月に設置し、調整と慣熟観測を開始した。冬期の西風による波浪観測を目指し12月からは10回延べ18日間の観測を実施した。この冬は平穏な気象条件が多く高い波浪を観測できたことは少なかったが、2月23日12時には西北西13m/sの風で期間中の最大風速を観測し波浪のレ-ダ-信号として良いデ-タ-を収録した。また2月2日15時には北西7m/sの風であったがこのときも良好なデ-タ-を収録し、舶用レ-ダ-で波浪観測が十分可能であることを確認した。 解析並びに表示方法としては通常のPPI方式に加え、AとB方式で各々多重画面で受信信号が観測できるように解析システムを組み、全スイ-プ並びにある間隔でスイ-プを間引き、比較検討が容易になるようにした。 波浪情報としては波向と主たる周期を得る必要があり、レ-ダ-信号の二次元フ-リェ変換を行うべく現在システムのソフトをプログラム中である。 レ-ダ-パルス波の波浪による反射については未だ解明されていない部分が多いが、波浪スペクトルとパルス波の散乱特性について研究を行い、レ-ダ-反射信号のシミュレ-ションを実施し、その結果と実海面の観測とから比較検討をしている。 これら種々の研究テ-マにつき次年度の研究につなげるべく計画検討を実施している。
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